宇佐美不発…G大阪公式戦3戦勝ち星なし空回りドロー

◇明治安田生命J1第1S第11節 G大阪0―0新潟(2016年5月8日 デンカS)

宇佐美の、藤春の叫びが現在のチーム状況を物語っていた。「もうちょっと形をつくらないといけない」(宇佐美)。「得点を奪うためにボールを回しているのではなく、回させられている」(藤春)。今季公式戦6度目の無得点試合。敵地で勝ち点1を手にしたとはいえ、得点力不足という問題は解決しなかった。

見せ場はあった。前半9分に宇佐美が自力で持ち込みシュート。同39分には右クロスにまたも宇佐美が飛び込んでヘディングシュートを放った。

だが後半は一転。遠藤が「自分たちのミスでリズムを崩した」と振り返ったように簡単なパスミスを繰り返し、運動量も激減した。後半だけで7本のシュート を放った新潟に比べ、わずか2本。遠藤は「真ん中で脅威となる攻撃ができないといけない」と顔をしかめ、藤春も「去年と違ってワンタッチが少ないし、 シュートが少ない。ゴールが空いたらシュートを打つ意識が低い」と全体的な迫力不足を指摘した。

後半40分には大黒柱の遠藤が交代。勝っていない状況で遠藤を代えるのは長谷川体制では昨年7月11日の甲府戦以来2度目となったが、最後までうまく回らなかった。

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