V争い残った!G大阪、遠藤&今野弾で勝ち点27の2位浮上 サンケイスポーツ 6月4日(木)7時0分配信

明治安田J1第1ステージ第10節最終日(3日)G大阪はDF今野泰幸(32)、MF遠藤保仁(35)の元日本代表コンビの得点で2-0で鹿島を破り、勝 ち点27の2位に浮上。逆転優勝に望みをつなげた。首位の浦和は3-3で柏と引き分け、開幕14戦無敗のJ1新記録を達成。10勝4分けで勝ち点34と し、7日の第15節で清水に勝ち、G大阪が神戸に敗れると第1ステージ優勝が決まる。

逆転Vには勝ち続けるしかない。百戦錬磨の両ベテランが存在感を見せた。前半41分の先制点はDF今野。遠藤のFKを相手GK佐藤がはじいたところを右足で押し込んだ。巧みな位置取りが光った。

「あそこで(点を)取れて多少チームに貢献できた。狙ったわけじゃないし、奇跡的だった」

後半7分にはFW宇佐美が倒されて得たPKをMF遠藤が「(GKが)先に動いたので、僕は見てから蹴った」と冷静にゴール右隅へ流し込み、2点差とし た。以降は攻勢を強めた鹿島に決定的な場面をつくらせず、盤石の試合運び。リーグ戦での対戦成績が15勝25敗8分けと相性のよくない相手から勝ち点3を 奪い、首位浦和との勝ち点差を7に縮めた。

残り試合は4試合(浦和は3試合)。次節にも浦和の優勝が決まる可能性もある苦境に立たされた。逆転優勝が難しい状況に違いはないが、なにしろ昨季は最大14あった浦和との勝ち点差をひっくり返して頂点に駆け上がった。

1日発表の日本代表からは両者ともに漏れたが、32歳の今野は「現状に満足してない。だから伸びしろはある」と前を見据え、35歳の遠藤も「年を重ねて も関係ない。全体的に上げていきたい」と力を込めた。数々の修羅場をくぐってきた両ベテランが健在なのは頼もしい限りだ。

「何を騒いでるの。今からが勝負」

今野が自信をみせた。宇佐美とパトリックの両FWの破壊力は驚異的だが、鍛錬を怠らない元日本代表コンビもフル稼働。ガンバはあきらめない。逆転優勝に向かって突き進む。

Share Button