<J1>ガ大阪、2位浮上 鹿島を完封 毎日新聞 6月3日(水)23時39分配信

○ガ大阪2-0鹿島●(3日・万博)

 激しいプレスをかけられては攻められ、苦しんだ試合開始直後から一転。気がつけば、ガ大阪ペースになっていた。「セットプレーからの先制点が大きかった」と長谷川監督が振り返る通り、鹿島がここ最近苦しんでいるセットプレーからの得点で、流れを完全につかんだ。

 前半41分、遠藤のFKを相手GKがパンチングではじくと、ゴール中央で待ち構えた今野がダイレクトで蹴り返して、ゴールネットを揺らした。「目の前にボールが来たので、ただ足を出した」と今野。

 さらに後半7分に遠藤のPKで追加点を挙げ、鹿島の戦意をそぐ。その後は、最終ラインや中盤から宇佐美、パトリックの2トップへ、次々と決定的なパスが繰り出される。得点こそ奪えなかったが、幾度となく相手ゴールを脅かした。

 3試合ぶりのリーグ戦勝利を完封で飾り、2位に浮上。首位を走る浦和が引き分け、勝ち点差を7に縮めた。「チャンスはまだある」と長谷川監督。残り4試合。まだ遠い背中だが、一歩ずつ追っていくしかない。

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