◆Ｊ３　Ｇ大阪Ｕ２３　２－２　大分（２３日・万博）

Ｇ大阪のＵ―１９日本代表ＭＦ堂安律（１７）が、Ｊ３のＧ大阪Ｕ―２３対大分戦で２得点を挙げ、今季４得点でＪ３得点ランキングの暫定トップに躍り出た。

１点を追う前半２８分、狭いエリアで絶妙なトラップから、左足のミドルシュートをねじ込むと、同３８分にも追加点。試合は２―２の引き分けに終わり「１点目はイメージ通り。でも、３点目を取りたかった」とチームを勝利に導けなかったことを悔しがった。

昨季、１６歳１１か月１８日でクラブのリーグ戦最年少デビューを記録した堂安だが、今季はまだトップチームでの出場がない。トップチームはＡＣＬ１次 リーグで敗退するなど不振が続くが、２４日・福岡戦に向けた遠征メンバーに入ることはできなかった。それでもＧ大阪Ｕ―２３の実好礼忠監督（４３）は 「（今週は）トップチームに絡めるか、長谷川監督も迷っているところがあった。選ばれなかった悔しさを、得点という形で出してくれた」と評価した。

これでＪ３では６試合で４得点の結果を残した１７歳は「トップで出られなくて、悔しい部分はあるけど、腐らずにできたことはメンタル的に大きい。Ｊ１の 選手にプレッシャーをかけたい」ときっぱり。東京五輪世代のエース候補として期待がかかるアタッカーは、アピールを続けてＪ１での出番をつかむことを誓っていた。

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