スリップ続出で芝刈ったけど…G大阪、新本拠地で結果結びつかず敗戦

明治安田J1第1ステージ第7節第1日(15日、G大阪0-1柏、吹田ス)刈ったけど負けた…。J1G大阪はホームで柏に0-1で敗戦。前節の仙台戦で公 式戦4連敗から抜け出す勝利をあげたばかりだったが、連勝はならず。芝生を短くして臨んだが、パス回しは本調子にはまだほど遠かった。

「2戦連続ゴールをとって、チームを勢いに乗せたい」

エースFW宇佐美はチームを牽引(けんいん)することを誓って臨んだが、どこか歯車がかみ合わなかった。前半41分にはMF阿部とのワンツーでゴール前に迫ったが、右足のシュートはミートせずにゴール枠外。その後も決定機を作れずにいると、後半26分に柏の今季新加入FWオリベイラに来日初ゴールとなる先制点を献上した。そのまま力なく敗れた。この日はリオ五輪に出場するU-23日本代表の手倉森監督も視察。五輪代表へのオーバーエージ枠入りを目指す宇佐美だったが、アピールできなかった。

今季オープンした新本拠地では、これまで芝を30ミリに設定してきた。昨年までの万博では20ミリと短く刈り込んでいたが、四方を囲むスタジアムで日照 の関係もあって、長めの芝生のほうが養生しやすかったためだ。試合前の散水時間を長くしてボールの走りをよくしてG大阪の長所であるパスサッカーを展開しようとしたが、スリップする選手が続出。選手の要望もあって短くカットすることを決めた。宇佐美も「よくなると思う」と話していた。市立吹田スタジアムを真のホームに仕立て上げるべくクラブが一体となったが、結果に結びつかなかった。

リーグはこれで7試合を終えて、勝ち点9。第1ステージ制覇のために、これ以上もたついてはいられない。

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