【J1展望】1stステージ・7節|G大阪 – 柏|連敗を4で止めたG大阪と、下平体制初勝利の柏。上昇気流に乗るのは――

G大阪――宇佐美、アデミウソン、長沢の2試合連続ゴールなるか。

J1リーグ1stステージ・7節
ガンバ大阪 – 柏レイソル
4月15日(金)/19:00/市立吹田サッカースタジアム

ガンバ大阪
1stステージ成績(6節終了時):8位 勝点9 3勝0分3敗 8得点・7失点

【最新チーム事情】
●前節の仙台戦で左足首を捻り途中交代のアデミウソン。軽傷のため柏戦は出場可能。
●U-23代表の井手口は、8日の練習中に左足首捻挫で1~2週間の離脱。
●13日に行なわれたU-19代表との練習試合(0-2で敗戦)で、昨年末の右膝手術など負傷が重なった岩下が約5か月ぶりに90分間プレー。公式戦の復帰戦は10日のJ3・C大阪U-23戦で、13分に一発退場。
●昨季9月の柏戦は勝利。しかし、それ以前は引き分けを挟み公式戦7連敗と相性はいまひとつ。

【担当記者の視点】
前節の仙台戦は今季初の3ゴールを決めるなど、攻撃陣が輝きを放った。長沢とアデミウソンが今季2ゴール目を決めれば、エースの宇佐美も今季初ゴール。 3人は柏戦でも先発が予想されるなか、2試合連続ゴールも十分にありそうだ。心身ともに良い状態をキープしており、この3人が攻撃の鍵を握る。

なにより、宇佐美が結果を残した点は心強い。開幕から長らく沈黙していたが、力強いドリブルから強烈なミドルシュートを叩き込むなど、ようやく本来のらしさが戻って来た。仙台戦を機にゴール量産となるか。反転攻勢に“エースの爆発”は不可欠だ。

前節から丹羽がCBに復帰し、今野がボランチに戻ったのも大きい。仙台戦まで公式戦4連敗と苦戦を強いられ、すべて2失点と守備も安定しなかった。

しかし、三冠達成の原動力となった遠藤、今野の2ボランチが形成され、攻守両面に好影響を与える。岩下も復帰に向けて着々と準備を進めており、チーム状態は上向きと言っていいだろう。近年、柏との相性は決して良いとは言えないが、ここで連勝を飾り、上昇気流に乗りたい。

柏――調子は明らかに上向き。タフに戦い、G大阪の強力なタレントを抑えられるか。

J1リーグ1stステージ・7節
ガンバ大阪 – 柏レイソル
4月15日(金)/19:00/市立吹田サッカースタジアム

柏レイソル
1stステージ成績(6節終了時): 14位 勝点6 1勝3分2敗 7得点・9失点

【最新チーム事情】
●前節、今季初完封でリーグ戦初勝利を飾る。
●山中に続き、大津が負傷離脱。選手層に若干の不安も、若手が穴を埋める。
●下平監督就任後、リーグ戦では負けなしと調子を上げている。

【担当記者の視点】
今季6試合目にして、ようやくリーグ戦初勝利を飾った。下平監督就任後、6日に行なわれたナビスコカップ・横浜戦から公式戦連勝、リーグ戦では負けなしとチーム状態は明らかに上向いている。

懸念は山中、大津など、ここに来て怪我人が続出している点だが、21歳の中川や19歳の中山ら若手の台頭によって、現時点で大きな穴を感じさせていない。

これまでは前半の早い時間帯で失点を喫し、リズムを崩していたが、FC東京戦では全選手が身体を張り、また最後まで集中を切らさず無失点に抑えた。今季初の完封勝利に、下平監督は「あれをスタンダードにしたい」と話す。

前節のFC東京戦に続き、G大阪、そして次節は鹿島と難敵が続くが、調子が上向きの状態で上位陣との対戦を迎えることができている。今節は、前線に宇佐 美など屈指のタレントを擁すG大阪を相手にタフに戦い、しぶとく勝点を得られるか。強豪との連戦に勝利して、上位戦線へ食い込みたい。

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