G大阪、執念ドローで2敗死守!宇佐美「負けムードだった」 サンケイスポーツ 5月31日(日)7時0分配信
明治安田J1第1S第14節(30日)G大阪は後半ロスタイムに日本代表FW宇佐美貴史(23)が倒されて得たFKから、FWパトリック(27)のゴール で追いつき、横浜Mに1-1。後半途中に関東地方で最大震度5強の地震に見舞われ約10分中断するハプニングもあったが、執念でドローに持ち込み、2敗を 守った。首位浦和は鳥栖に6-1で大勝し、開幕から13戦負けなし。G大阪は浦和より1試合消化が少ないが、第1ステージ残り5試合で勝ち点9差となり、 崖っぷちでの戦いが続く。
最後の最後に執念を見せ、敗北を免れた。後半ロスタイム、FW宇佐美が倒されて得たFKから同点ゴール。崖っぷちからの諦めの悪さを見せつけた。
「勝ち点1を拾うことができた。ファースト、セカンドステージとあるけど意識せずやっていく。ファーストステージを獲れなくてもダメージを受ける必要はないし、1試合1試合やった結果、シーズンでどうなるかだと思ってる」
首位浦和と残り5試合で勝ち点9差。厳しい数字に直面したエースだが、あくまで冷静に、年間優勝を見据えている。
前半20分にPKを与えて失点すると横浜の守りを崩しきれなかった。「負けのムードだった」。しかし、ラスト1プレー、ペナルティーエリア外で宇佐美が仕掛けると、相手DFはたまらずファウル。これをMF遠藤がFWパトリックにつなぎ1点をもぎ取った。
後半20分には地震の影響で一時中断。横浜は震度4だったが、宇佐美は「気づかなかった」。選手は足を止めはなかったが、西村主審がストップすると、ス トレッチしたり、戦術を確認し合った。10分後に再開したが、遠藤は「健康第一で、身の安全が一番ですからね」とさらり。何事にも動じないメンタルを持つ 主将が引っ張るガンバがその後の試合をリードし、ドローに持ち込んだ。
6月1日の日本代表メンバー発表前の最後の試合だったが、宇佐美は「結果を出せていないので。選ばれたら頑張りたいと思います」と淡々。昨季も終盤に驚異的な追い上げで逆転Vを果たした。今年もこの日の試合のように、最後まで粘り強く戦うだけだ。