G大阪U23がJ3初勝利 堂安律が公式戦初ゴール

<J3:G大阪U-23 4-1盛岡>◇第2節◇20日◇吹田スタ

G大阪U-23が初勝利を飾った。開始2分で東京五輪世代のエース候補MF堂安律(17)が公式戦初ゴール。開幕戦は0-0で引き分けていたため、チー ムの記念すべきJ3初得点を記録した。一時はJ3最年少記録(17歳9カ月4日)を樹立。しかし、同時刻にキックオフした東京U-23FW松岡(17歳7 カ月22日)が後半43分にゴールし、記録を更新されてしまった。チームは大量4点を奪い、快勝した。

堂安は昨季ユース所属の高2ながらJ1出場を果たした次世代のエース候補。今季飛び級でトップ昇格した。入団直後は「J1で開幕スタメン」を目標に掲げていたが、与えられた場所はJ3の若手中心チームだった。堂安は最近も「悔しい気持ちしかなかった。メンタル的に落ちていて練習に入りきれないこともあっ た」と話していた。しかし、見放されたわけではない。トップの長谷川監督からは「運動量」と「ゴール」を課題に挙げられ、U-23の実好監督と個人面談で 映像を確認しながら自分自身を突き詰めた。

「今ではトップで使いたい思ってもらえるようなプレーをしないといけないと思っている」と、覚悟を決めて臨んだ一戦だった。実好監督は初得点の堂安について「もっとやらなければいけないところもたくさんあるので、少しずつやっていってもらいたい」と、さらなる成長を要求した。

全員で悔しさを晴らした。2日前の18日にはユースと練習試合を実施するも敗戦。開幕戦のYS横浜戦も再三チャンスを作りながら決めきれず、スコアレス ドローに終わっていた。実好監督は「(悔しさが)うまく力に変わって、点が取ることができたし、勝つことができた」。この日キャプテンマークを巻いた関学 大出身の大卒ルーキーFW呉屋大翔(22)にも公式戦初得点が生まれた。J1で活躍する姿を目標に、若手がJ3の舞台から飛躍する。

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