神戸が阪神ダービーに勝利!敵地ACL明けのお疲れG大阪、神戸キラー宇佐美も不発

[3.19 J1第1ステージ第4節 神戸2-1G大阪 ノエスタ]

ヴィッセル神戸がホームでガンバ大阪を2-1で下した。J1リーグ戦の「阪神ダービー」は、ここ5戦勝利のなかった神戸だが、2012年第1節で勝利して以来の勝利を挙げている。神戸は今季2勝目。対するG大阪はリーグ戦の連勝が2でストップした。

神戸が奪った先制点は前半36分、MF藤田直之の縦パスに反応したFWペドロ・ジュニオールがドリブル突破。左サイドからクロスを入れると、MF小川慶 治朗が左足で蹴り込む。開幕戦以来の先発となったペドロと今季初先発の小川の連携で生まれたゴール。ネルシーニョ監督の采配が当たった。

次の得点も神戸に生まれる。後半13分、ペドロがゴール前で粘りながらボールをキープ。強引に前に運ぶと、FWレアンドロにラストパス。レアンドロは右サイドから冷静にゴール左隅に蹴り込み、リードを2点に広げた。

15日に敵地中国でACLの上海上港戦を戦っているG大阪。FWパトリックやFWアデミウソンをベンチスタートとすると、怪我人が出ていることもあり、 DF初瀬亮やMF内田達也ら若手が先発出場した。ただ、疲れからか全体的に動きが重い。リズムを変えるために後半開始からMF井手口陽介を送り込むが、神 戸ゴールは遠かった。

後半39分にG大阪はFW宇佐美貴史のCKをファーサイドでDF金正也が頭で合わせてようやく1点を返した。しかし反撃もここまで、ここまで対神戸戦12戦10発と“神戸キラー”と注目を集めた宇佐美も不発に終わった。

先制点を奪った小川は、「ペドロが1対1で勝てると信じていた。緊張はしましたが上手く押し込めて良かった」と満足げに振り返る。「ここ最近勝てていな かったので」とダービーマッチの勝利は喜んだものの、「1勝しただけでは喜んでいられない。僕自身もっと得点を取るという目標があるので」と早くも次の戦 いを見据えた。

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