宇佐美、ルーティンでキッカー奪取「任せてもらえるなら自信ある」

◇日本代表メンバー発表

順当に選出されたFW宇佐美貴史(23=G大阪)は、今季からクラブでCKやFKを任されており、ラグビー日本代表の五郎丸歩(30)のように蹴る前のルーティーンを確立してから精度が格段にアップ。確かな自信をつかみ、代表のキッカーにも名乗りを上げた。

新たな武器を手に入れた宇佐美に、新たな欲がわいてきた。不動のプレースキッカーだった遠藤に代わり、今季からG大阪でFKやCKを蹴るようになった。 15日のACL上海上港戦では、後半15分に右サイドのFKをFWパトリックの頭に合わせアシストを記録。アタッカーとしての新境地を開拓し、代表のキッ カーにも意欲を示した。

「自分の武器になりつつある。(代表で)キッカーを任せてもらえるなら蹴る自信はある。試合でも主張していければ」

長谷川監督も「キックの精度が上がってきている」と称賛する成長ぶり。その秘けつを問われた本人は「五郎丸さんほど大それたものじゃないけど…」と前置きした上で、今季から確立したルーティーンを明かした。

(1)ボールとの距離

(2)踏み出す1歩目

(3)リズム

(4)ボールの位置から見た蹴る方向を頭で作る

この4つのポイントを蹴る前に意識。すると、「それから良い方向に(ボールを)飛ばせるようになった」という。さらに、遠藤という日本を代表する名手を間近で見てきたことも大きい。

「ベストのお手本がチームにいる。どういう球質(がいい)とか染みついている」

就任時から、ハリルホジッチ監督はセットプレーの重要性を説いてきた。「タイミングとポイント、それと速度さえ合えば」。宇佐美はキックに対し、自信を深めている。W杯予選を前に、まずは合宿から飛び道具をアピールしていく。

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