【J1展望】1stステージ・4節|神戸-G大阪|今季初の関西ダービー。手負いのG大阪を神戸がホームで迎え撃つ

神戸――初先発が見込まれる小川に期待。

J1リーグ1stステージ・4節
ヴィッセル神戸-ガンバ大阪
3月19日(土)/16:00/ノエビアスタジアム神戸

ヴィッセル神戸
1stステージ成績(4節終了時):13位勝点31勝0分2敗 6得点・6失点

【最新チーム事情】
●調子を上げている小川が今季初先発の見込み。
●“神戸キラー”宇佐美(10戦12ゴール)の包囲網を強めたい。
●リードして終盤を迎えれば、逃げ切り策として3バックへの変更も?

【担当記者の視点】
前節のFC東京戦はチャンスらしいチャンスを作れずに0-1で敗れた。前々節の新潟戦では相手のミスもあり6ゴールを奪ったが、前線の連係不足は如何と もしがたい。打開策として今節は調子を上げている小川を先発で起用する見込みだ。FC東京戦では3分ほどの出場機会に終わったアタッカーには、鬱憤を晴ら す活躍に期待したい。

一方、守備面ではこれまで12戦で10ゴールを奪われている宇佐美の包囲網を強めたい。今季、導入した4-3-3の連動性は徐々にだが上がっているだけに、アンカーの村松、CBの岩波、伊野波のトライアングルで相手エースを封じたい。

また、トレーニングでは3バックをテスト。リードして終盤を迎えれば、守備的なシステムへの変更も考えられる。今季初の関西ダービーでは、なりふり構わず勝点3を目指したい。

G大阪――神戸戦で「10戦12ゴール」の宇佐美が、今季初ゴールを決めるか。

J1リーグ1stステージ・2節
ヴィッセル神戸-アルビレックス新潟
3月5日(土)/18:30/ノエビアスタジアム神戸

ガンバ大阪
1st成績(3節終了時):4位勝点62勝0分1敗 3得点・2失点

【最新チーム事情】
●足首痛でメンバーから外れていたアデミウソンは、神戸戦でメンバー入り濃厚。
●ACL・上海上港戦で、韓国代表DFのオ・ジェソクが太ももを負傷。神戸戦は欠場の見込み。
●右SBの米倉は左足の付け根を痛めており、出場が微妙な状況。ルーキーの初瀬が右SBで先発も。
●宇佐美は、神戸戦で「10戦12ゴール」と好成績を残す。

【担当記者の視点】
ACL第3節のアウェー・上海上港戦(中国)では、パトリックが今季初ゴールを決めるも1-2で敗戦。翌16日に帰国し、中3日で神戸戦に臨む。2月 20日のスーパーカップから約1か月間で8試合を行なう過密日程は、この神戸戦がラスト。それだけに疲労の蓄積は否めず、さらにオ・ジェソクや米倉など新 たな負傷者も続出している。

オ・ジェソクが不在の右SBは、米倉の状態次第。左足の痛みが引かないようであれば、ユースから昇格したばかりのルーキー・初瀬が先発の見込みだ。2節 の甲府戦では左SBで公式戦デビューを飾り、1アシストと結果も残した。両足を遜色なく扱う技術を備えるだけに、右サイドでのプレーに支障はない。場合に よっては西野をCBで起用し、今野を右SBに回す可能性もありそうだ。

エースの宇佐美は、開幕からの公式戦6試合でいまだノーゴール。ここまで目に見える結果を残せていないが、過去の神戸は「10試合で12ゴール」を決めており、宇佐美にとっていわば「お得意様」だ。相性の良い相手からゴールを奪い、チームを勝利に導けるか。

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