ガンバ“金満帝国”に負けた…年俸総額37億円トリオ止められず

ACL1次リーグG組のG大阪はアウェーで上海上港(中国)と対戦し、1―2で今大会初黒星を喫した。後半15分、日本代表FW宇佐美貴史(23)のFK からFWパトリック(28)が得点を挙げたが、ガーナ代表FWギャン(30)や元ブラジル代表FWエウケソン(27)らタレント軍団を止めきることができ ず。3試合を終え勝ち点2となった。

年俸総額37億円(推定)トリオにやられた。ACL50試合目の節目を白星で飾れなかった元日本代表MF遠藤は「2つの失点はセットプレーとスローインから。ボールが止まっている時に全員の反応が良ければ防げた」と猛省。前半41分にはMFダリオ・コンカのFKからギャンにつながれ、最後はエウケソンに 先制ゴールを許した。同点に追いついた直後にはコンカのクロスからエウケソンに勝ち越しヘッドを叩き込まれた。

エウケソンら高額選手に対してG大阪は全選手の年俸総額でも10億円強(推定)と、資金力では勝負にならない。2トップの一角で起用した宇佐美を後半は右サイドに配置転換。“アイデア”で対抗したが、圧倒的な個の力に粉砕された。

昨年は3試合消化時点で勝ち点1。そこから3連勝で予選突破を決め、4強まで進出した。その経験がある遠藤は「ホームで勝てば…次、勝ち点3を取れば十分にチャンスはある」と前を向く。次戦も上海上港戦(4月6日)。金でない知恵と勇気で活路を見いだすしかない。

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