崖っぷちG大阪、3戦勝ちなしも3連勝なら望み!/ACL

アジア・チャンピオンズリーグ1次リーグ第3戦(15日、中国・上海など)G組のG大阪は敵地で上海上港(中国)と対戦し、1-2で敗れた。2分け1敗で 勝ち点2と崖っぷちに追い込まれたが、同点アシストを決めた日本代表FW宇佐美貴史(23)は同じく3戦終えて勝ち無しから1次リーグを突破した昨年の再 現を誓った。E組のFC東京はホームの味の素スタジアムで江蘇(中国)とスコアレスドロー。1勝1分け1敗の勝ち点4で3位のままとなった。

大気汚染の影響で薄白いもやがかかった上海のピッチで、G大阪イレブンががっくりと膝をついた。ACL3戦勝ちなしとなる敗戦。崖っぷちに追い込まれた中で宇佐美が懸命に前を向いた。

「まだ3連勝すれば可能性は残っているし、それを追い求めてやっていきたい。土俵際の粘りを出して、プライドを見せられるようにしたい」

決して力の差はなかった。前半41分にセットプレーから先制点を許すも、後半15分に宇佐美が同点弾を生み出した。右後方からのFKで、ゴール前に待ち 構えたFWパトリックの頭にピタリ。絶妙クロスで相棒のゴールを演出した。しかし直後の後半17分、FWエウケソンに頭で決められて悔しい敗戦。2失点と もセンタリングからの失点だったこともあり「空中戦で負けた。地上戦でやられたことはなかった」と一瞬のスキを悔いた。

昨年も1次リーグ前半は3戦勝ちなし(1分2敗)だったが、その後3連勝で巻き返して決勝トーナメントに進み、4強まで上りつめた。「去年もここから だった」と宇佐美はネバーギブアップを強調した。今季は不動のキッカーだったMF遠藤に代わり、長谷川監督からプレースキッカーに指名された。正確なキッ クですでに公式戦で3点に絡んでいる。

「合わせているし、合わせてくれている」。新たな武器で苦境を切り開く。

「僕が決めていれば勝っていた。そういう責任は感じている」

これで公式戦6戦不発。G大阪が乗っていくためには、宇佐美のゴールが必要不可欠だ。

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