強力外国人トリオを止められず… G大阪が敵地で奮闘も上海上港に惜敗

エウケソンに2発を叩き込まれ1-2で敗戦 ACL初勝利ならず

 G大阪はAFCチャンピオンズリーグ(ACL)第3戦、上海上港(中国)戦に臨んだが、1-2で敗れて勝ち点を持ち帰れなかった。

アウェーに乗り込んだG大阪は、11日のJ1ファーストステージ第3節の大宮戦から、スタメンはFW長沢からブラジル人FWパトリックに変更したのみで臨 んだ。対する上海上港は同大会初出場ながら、イングランド代表監督などを歴任したスベン・ゴラン・エリクソン監督が率いており、ガーナ代表FWアザモア・ ギャンや広州恒大に所属していたMFコンカ、FWエウケソンらがスタメンに名を連ねる。“爆買い”で猛威を振るう中国1部の勢いを象徴するクラブだ。

「折り返しの試合ですから、しっかり勝って後半戦につなげられるようなゲームにしたいと思います」

長谷川健太監督は試合前にこう語ったように、G大阪は序盤から日本代表FW宇佐美貴史がプレスバックに走る場面も見られるなど、攻守両面でハードワーク を心掛けた。18分にはCKからDF金正也がヘディングシュートを放ったが、倒れた相手GKの頭に当たってしまい、ゴールラインを越えなかった。また同 24分には宇佐美が強烈なシュートを放ち、そのこぼれ球を再び宇佐美が詰めるがゴールネットを揺らせない。同35分にはDFオ・ジェソクが負傷退場し、 DF米倉恒貴が投入されるなど、不慮の交代を余儀なくされた。

するとG大阪は同41分、上海上港に先制点を許してしまう。FKを遠藤がヘディングで弾いたものの、ギャンに頭で折り返されるとフリーにしたエウケソンに押し込まれて、0-1と先手を取られた。

パトリックの一撃で同点に追いつくも…

 1点を追う形となったG大阪は、後半開始のタイミングでMF阿部浩之を投入する。同14分に得た右サイドのFKでキッカーの宇佐美が正確なクロスを上げると、抜群のタイミングで飛び込んだパトリックが跳躍し、ヘディングで合わせて1-1の同点に追いついた。

しかしその2分後、上海上港があっさりと引き離す。左サイドに流れたコンカのクロスを再びエウケソンに頭で叩き込まれてしまい、1-2と勝ち越された。 その直後に右サイドからのクロスを受けたMF大森晃太郎が相手をかわしてシュートを放ったが、相手GKヤン・ジュンリンに触れられて枠をとらえられなかっ た。

なんとか同点に追いつきたいG大阪は攻撃に人数をかけようとするものの、強力外国人トリオの圧力に押され、後方からのサポートも遅れがちになった。結局試合はこのままタイムアップ。G大阪は敵地で今大会初勝利を挙げることはできなかった。

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