【上海１４日】Ｊ１Ｇ大阪は１５日にアジア・チャンピオンズリーグ（ＡＣＬ）Ｇ組第３戦・上海上港戦を敵地で戦う。この日は試合会場で公式会見と前日練習 を行った。日本代表ＦＷ宇佐美貴史（２３）は、元イングランド代表監督の敵将スベンゴラン・エリクソン監督（６８）に名指しで警戒された中で、勝利に導く ゴールを誓った。

敵のマークをはねのけて勝利に導いてこそ、エースの証だ。かつてイングランドを率いて２００２年日韓Ｗ杯にも出場したエリクソン監督が名指しで宇佐美を警戒。そんな中で６戦ぶりのゴールを力強く宣言した。

「自分の状態が上がってきているのは感じている。ただ、ゴールという結果が足りない。ぜひ決めたい」

公式戦開幕となったゼロックス杯・広島戦（２月２０日）で幸先良くゴールしたが、そこから５試合無得点。それでも敵将は「映像を見たが、特長があるのは ２９番のパトリックと３９番の宇佐美。いい選手だと思う」と名前を挙げた。世界的ＭＦベッカムらを指揮した名将に警戒され、中国代表５人が名を連ねるタレ ント軍団を相手にゴールするのは、そう簡単なことではない。

ＡＣＬはここまで２戦連続引き分け。ここでの勝ち点３は是が非でもほしいところ。「アウェーだし、難しい戦いになる。勝って乗り越えて大阪に帰りたい」。強敵との戦いで、宇佐美がエースとしての真価を試される。

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