【J1展望】1stステージ・3節|G大阪 – 大宮|連勝した大宮の勢いを断ち切り、G大阪が“吹田初勝利”を挙げるか

G大阪――前節の甲府戦で今季勝利。徐々にチーム状況が上向いてきた感も。

J1リーグ1stステージ・3節
ガンバ大阪 – 大宮アルディージャ
3月11日(金)/19:00/市立吹田サッカースタジアム

ガンバ大阪
1stステージ成績(2節終了時):12位勝点31勝0分1敗 1得点・1失点

【最新チーム事情】
●アデミウソンは足首痛の影響で、メンバー入りが微妙。
●代表候補合宿(3月7~9日)に宇佐美、東口、米倉、藤春の4人が招集。
●代表候補合宿中、米倉は別メニュー調整。
●太腿裏痛を抱えていたパトリックは先発復帰が濃厚。
●3月7日の練習試合・岡山戦では、U-19代表候補のMF堂安が1ゴールとアピール。

【担当記者の視点】
アデミウソンが足首痛を抱えるため、メンバー入りは当日まで不透明だ。現状では、2列目は倉田と阿部(または藤本)が先発する見込み。2トップは宇佐美とパトリック、2ボランチは遠藤と井手口のコンビとなりそうだ。

前節の甲府では、長沢のゴールを守り切って1-0で初勝利。これが、今季公式戦の初白星と“ようやく”の感も漂ったが、徐々にチーム状況が上向いてきた。もっとも、スーパーカップからの公式戦5試合で3ゴールはやや心許なく、攻撃の連係はいまひとつだ。

大宮は、FC東京(1-0)と柏(2-0)に完封で連勝を飾っており、その勢いを考えると決して侮れない相手。前節2ゴールのムルジャを警戒しつつ、古巣戦で意気込む家長をいかに抑えるかもポイントになる。

鹿島とのホーム開幕戦は0-1と落としただけに、ここで青黒サポーターに“吹田初勝利”をプレゼントしたい。

大宮――相手が強豪だからこそ、積極的な攻撃を。

J1リーグ1stステージ・3節
ガンバ大阪 - 大宮アルディージャ
3月11日(金)/19:00/市立吹田サッカースタジアム

大宮アルディージャ
1stステージ成績(2節終了時):1位 勝点6 2勝0分0敗 3得点・0失点

【最新チーム事情】
●開幕2連勝で首位に立つ。しかし、内容面の反省もあってまったく浮かれていない。
●前節・柏戦で途中交代した家長の状態が心配されたが、練習が公開された9日の時点で出場に問題はない。
●江坂が好パフォーマンスを見せており、ベンチ入りの可能性もある。

【担当記者の視点】
クラブ史上初のJ1開幕2連勝を達成して首位に立っているが、浮き足立った雰囲気はない。どの選手からも、2試合を通して主導権を握る時間帯が少ないことへの反省の弁が聞こえてくる。J2で戦った昨季に積み上げてきた攻撃力は、片鱗しか見せられていない。

ただ、1節・FC東京戦より2節・柏戦のほうが、狙った形で攻撃ができる回数自体は増えている。2点目はムルジャの個人技があってこそではあるが、起点 はゴールキックを足もとでつないで生み出した。恐れることなく、素早いポジショニングを意識し、相手の急所を突ければ、J1でも攻撃の時間を少しずつ長く することは可能なはずだ。

今節は強豪のG大阪が相手。となれば、守勢に回る時間帯は柏戦よりも長くなることが想定される。だからこそ、どれだけ自分たちから積極的に攻撃を仕掛けられるかが試される。ここまで無失点の守備の粘り強さは継続しつつ、攻撃でトライする回数を増やしていきたい。

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