G大阪長谷川監督「被災した人たちに元気を」

G大阪長谷川健太監督(50)が、東日本大震災から5年となる3月11日の大宮戦(吹田スタ)で新本拠地初白星を誓った。

G大阪が「3・11」に試合を行うのは初めてで、10日の大阪・吹田市内での非公開練習後、「気持ちを出してプレーしないといけない」と神妙に話した。

指揮官は5年前の地震発生時、東京で地下鉄に乗っていた。今まで感じたことがない大きな揺れに「このまま無理かと思った」と振り返った。サッカーができ る日々に感謝しながら、「サッカーで被災した人たちに元気を与えたり、すごいなと思ってもらえるようなことをするしかない」と、大宮戦での勝利に燃えた。

エースFW宇佐美も気持ちは同じだ。地震発生時は航空機の中で、羽田空港に着陸してから事態の大きさを知った。「忘れてはいけない。注目されている選手 として(震災を忘れない活動を)やっていくのは大事」。リーグ戦は開幕2試合でいまだ無得点だが「(代表合宿でハリルホジッチ監督から)『J1で代表のプ レーヤーとして20得点を取ってくれないと』と言われた。20点は自分でも最低ライン」と目標を掲げた。

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