G大阪・初瀬、V弾アシスト!デビュー戦で初星引っ張った

明治安田J1第1ステージ第2節最終日(6日、中銀スタジアムほか)G大阪は甲府に敵地で1-0で勝ち、今季公式戦5試合目にしてようやく初勝利。公式戦 初先発初出場となった高卒新人のDF初瀬亮(18)がアシストで勝利に貢献した。広島の元日本代表FW佐藤寿人(33)が名古屋戦で、J1通算得点で歴代 単独トップとなる158点目。J1に復帰した磐田は今季初白星を挙げた。

大抜擢の18歳が大仕事をやってのけた。公式戦初先発の初瀬が、ピンポイントクロスでV弾をアシスト。ここまで公式戦4試合勝ちがなかったガンバに、ようやく勝ち点3をもたらした。

「自分がどうこうというよりも、チームが勝っていなかったし、絶対に勝ちたかった。イメージ通りのボールを蹴れた」

前半36分だ。MF遠藤からのパスを左サイドで受けると、狙いすまして左足を振り抜いた。これが中央で待ち構えたFW長沢の頭にピタリ。ヘディングで ゴールネットを揺らした。「試合前から(長沢)駿くんにもここを狙ってくれっていわれていたので」。思い描いた通りのアシストでデビュー戦を飾り、笑顔が はじけた。

大阪・岸和田市生まれで、生粋のだんじり男。中学入学時、G大阪ジュニアユース入団を考え、周囲から「だんじりを取るか、サッカーを取るか」と迫られたという。「迷った」というがサッカーを選び、この舞台までたどり着いた。

本来は右利きだが、小学時代に元日本代表MF中村(横浜M)に憧れて左足を猛特訓。「リフティング、ドリブル、パス、シュート、全部を左足しか使わなかった」と徹底し、今ではほとんど左足しか使わないほどになった。その武器が、プロの世界でも通用した。

2020年の東京五輪世代で、7日からはU-19日本代表合宿(東京)に参加する。それでも「同世代のことよりも、ガンバには同じポジションに日本代表 の選手がいる。ここでやれることの刺激は大きい」と話した。DF藤春、米倉という両サイドバックとのレギュラー争いにも割って入るつもりだ。新たな武器を 手に入れたガンバが、ここから波に乗っていく。

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