ガンバ、公式戦4戦勝ちなし…新ホームでまた勝てず/ACL

アジア・チャンピオンズリーグ1次リーグ、第2戦(2日、大阪・市立吹田スタジアムほか)今年も崖っぷちから!? G組のG大阪はホームでメルボルン・ビ クトリー(豪州)と1-1に終わり、2戦連続引き分けとなった。主将のMF遠藤保仁(36)が同点のダイビングヘッド弾を決めるも、公式戦4戦勝ちなしと なった。昨年のACLは連敗スタートから4強まで勝ち上がったが、同じように低調なスタートとなった。H組の浦和は浦項とアウェーで対戦し、0-1で初黒 星(1勝)を喫した。

またしても自慢の新スタジアムがブーイングに包まれた。これで公式戦4戦勝ちなし。珍しい頭での一発も勝利につながらず、主将のMF遠藤も悔しさをにじませた。

「負けなかったのがよかったとは言えない。後半みたいなサッカーができればと思うけど、決めるところを決めないと勝てない」

開始早々の前半3分にCKから失点し、前半は思うように試合を進められなかった。それでもペースをつかんだ後半は押せ押せムード。迎えた後半12分、左 CKをショートでつないだFW宇佐美が、一番遠い逆サイドの遠藤にピタリと合わせた。フリーで待ち構えた背番号7は「いいボールがいいタイミングで来た。 GKに当てないように」とダイブしながら冷静に頭で流し込んだ。その後も主導権を握ったがFWパトリックが決定的な場面を決めきれず。勝ち点3には届かな かった。

バックパスを受けきれずCKにしたところから失点したGK東口は「すべってしまった。自分のミスだったし、もったいない」と唇をかみしめた。これで新ス タジアムでの公式戦2試合は1分1敗。長谷川監督は「きょうは非常にピッチがすべった」と曇り顔だ。さらに「(万博とは)芝生の質は違います。(練習試合 含め)3試合目ですが、完全に慣れたとはいえない」と説明。まだまだ“ホーム”にはなりきっていないようだ。

ACLは2戦2分となり、東口は「危機感しかない」と強調。「次で(予選の行方が)見えてくると思う。もう1度集中し直して臨みたい」と気合を込めた。昨年は2連敗スタートから4強まで勝ち上がったが、毎年そううまくいくとはかぎらない。

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