G大阪、新ホームでやっとドロー 遠藤が吹スタ1号

<ACL:G大阪1-1メルボルン>◇1次リーグG組◇2日◇吹田スタ

G大阪の元日本代表MF遠藤保仁(36)が、新スタジアムの公式戦第1号を決めた。メルボルン・ビクトリー(オーストラリア)に先制を許しながらも、後 半12分にダイビングヘッドを決めて1-1の執念ドロー。チーム最多を更新する大会通算10得点目で、2戦連続で勝ち点1を拾った。J1などを含め今季公 式戦は2分け2敗と未勝利。08年以来のアジア制覇へ、正念場が続く。浦和は0-1で浦項(韓国)に敗れた。

G大阪にとっての新スタジアム公式戦第1号は、頼れる男の頭から生まれた。1点を追う後半12分。ショートコーナーから宇佐美が上げたクロスが、ファーサイドの遠藤へ渡った。ダイビングヘッドしたボールは、GKの右脇下を抜けてネットへ。貴重な同点弾は、ACLのチーム最多を更新する通算10得点目だ。

2月28日のJ1で鹿島FW鈴木が吹田スタ公式戦第1号を決めたが、G大阪にとっては記念すべき初ゴール。06年の初出場から8大会目で、遠藤は2桁得点を達成した。

正確なキックが持ち味の職人にしては、意外な頭での得点。それでも36歳は「GKの位置を見て(GKに)当てないようにした。僕、頭で8点くらい入れてるんです。(ショートコーナーは)これからの対戦相手が、新聞記事を見るかも知れないので、作戦通りとは言わない」とニヤリ。

今季公式戦は2分け2敗。新本拠地では初陣で鹿島に敗れ、この日は引き分け。初勝利はまたもお預けとなった長谷川監督だが「こういう試合を続けながら勝利を手にしたい」。バックパスを受けようとして足を滑らせてCKを献上し、そこから失点を招いたGK東口は「足を取られて滑った。自分のミス」と反省し た。だが昨季はACL2連敗スタートでも4強に進出した。今季は連続ドローで勝ち点2を稼いだ。まだまだ勝負は始まったばかりだ。

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