新スタジアム開幕を勝利で飾れず……宇佐美&パトリック温存の指揮官は「自分自身が情けない」

後半に宇佐美投入も……

2016年シーズンJリーグ開幕戦が28日に開催され、ガンバ大阪と鹿島アントラーズが対戦した。試合後、監督のコメントをJリーグ公式サイトが伝えている。

天皇杯王者G大阪が新たなホームスタジアムにナビスコカップ王者の鹿島を迎えての一戦、試合は昨年ナビスコカップ決勝戦と同じく、鹿島が序盤からハイプ レッシャーをかけて主導権を握るが、G大阪も徐々にペースに掴み、藤本淳吾がクロスバー直撃のシュートを放つなどチャンスを作り出す。

後半も一進一退の攻防が続き、0-0で迎えた66分にG大阪の長谷川監督が動く。過密日程を考慮してベンチスタートとなった宇佐美貴史を投入。すると鹿島 の石井監督も直後の3分後に“ジョーカー”カイオ、そしてPSMで2試合連続決勝弾を記録していた鈴木優磨をピッチに送り込む。結果、采配が的中したのは 鹿島。72分、カイオが右サイドを抜け出すと、ボックス内にポジションを取っていた鈴木に緩いクロスボールを送る。これを鈴木が打点の高いヘディングで ゴールに押し込み、吹田スタジアムでのファーストゴールを記録。これが決勝点となった。

カイオと鈴木の途中出場コンビに得点を許して敗戦を喫したG大阪の長谷川監督は試合を振り返り、「選手は気持ちを出して非常によくやってくれたと思いま す」と話しがらも、「開幕戦、たくさんのサポーターが来てくださって、その前で勝利できなかったのは自分自身が情けない」と自身の采配について語った。

「鹿島の交代が非常にはまったというのと、こちらの交代が機能しなかったという差があった。もちろん、細かいことを言うのはたくさんあるが、結局試合はそ ういうところで明暗が分かれたと思っている。そういう意味ではカードを切った私自身に敗戦の責任があると思っている。選手は1点を取られた後も下を向かず に最後までゴールを目指して戦ってくれたと思う」

Jリーグ開幕戦を落としたG大阪は、ゼロックス、ACLグループステージ初戦に続き公式戦3試合連続未勝利となってしまった。次の公式戦は3月2日、ホームでACLグループステージ第2節メルボルンビクトリーと対戦する。

リンク元

Share Button