【ACL】G大阪、敵地ドロー発進!遠藤ベンチスタートも勝ち点1

◆アジア・チャンピオンズリーグ ▽1次リーグG組 水原三星0―0G大阪(24日・水原W杯競技場)

昨季ACLベスト4のG大阪は、韓国Kリーグ2位の水原三星と0―0と引き分け。元日本代表MF遠藤保仁(36)を先発から外す策で、アウェーの初戦で 貴重な勝ち点1を獲得した。昨季Jリーグ3位の浦和は、ホームでオーストラリアリーグ2位のシドニーFCに2―0で勝利。FW武藤雄樹(27)が前半8分 に先制ゴールを決めるなど、優勝した2007年以来の白星発進を決めた。

気温マイナス4度の寒さの中、G大阪が貴重な勝ち点1をもぎ取った。GK東口の好セーブや相手シュートが枠に当たる運にも助けられながら、選手たちは真っ白な息を吐き、最後まで体を張ってしのいだ。

アウェーでスコアレスドローに「悪い結果ではない。お互い決められるシーンもあったが、引き分けは妥当な結果」と長谷川健太監督(50)。司令塔の遠藤を先発から外し、普段より守備的な布陣で臨んだACL開幕戦に、納得の表情を浮かべた。

遠藤はACLでは2006年の初出場から8大会目で、初のベンチスタート。20日のゼロックス杯・広島戦から週2試合ペースで8連戦となるため、負担を 考慮されての起用だった。ボランチにはともに守備に定評があるMF今野、井手口を置くと、指揮官は後半19分、MF宇佐美に代えてトップ下で遠藤を投入。 ゴールこそ割れなかったが、開幕2連敗で苦しんだ昨年とは違う結果をもたらした。

自身が持つACLの日本選手最多出場試合数を48に伸ばした遠藤は「一年を通して試合はたくさんある。(ベンチスタートに)どうこう言うつもりはない し、誰が出ても役割は全うしないといけない」と先を見据えた。この日は新加入のMFアデミウソンもベンチで出番なし。各ポジションにそろえた代表クラスの 選手を使い分けることで、高いチーム力を維持することが指揮官の狙いだ。

新スタジアム元年の今季、2008年以来のアジア制覇を狙うG大阪が、1次リーグ突破へ向け、着実に踏み出した。

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