宇佐美、2年連続1号弾決める「自分が点を取って勝つ」

富士ゼロックス・スーパー杯は20日、日産スタジアムで行われ、昨季リーグ王者の広島と天皇杯覇者のG大阪が対戦する。2年連続の出場となるG大阪は19 日に吹田市内で調整し、日本代表FW宇佐美貴史(23)は左MFでの先発出場が濃厚。昨年に続くチームの今季1号を決め、連覇を引き寄せる。

2年連続となる1号弾へ、エースが気持ちを高めた。シーズンの開幕を告げる今季公式戦初戦は、天皇杯王者として挑むゼロックス杯。広島との一戦に向けて非公開調整を終えた宇佐美は、ゴールへの思いを問われると言葉に力を込めた。

「それは常に持っているし、自分が(得点を)取ってチームが勝つこと。それが1番求めているもの。タイトルを獲って良い流れをつくりたい」

昨年は浦和と対戦し、後半23分にG大阪の15年初ゴールとなる決勝弾を奪い同杯制覇に貢献した。その後はリーグの第1ステージで13得点を挙げるなどゴールを量産し、日本代表へも復帰。ゼロックス杯での一撃から飛躍の1年は始まった。

初陣は左MFでの先発出場が濃厚。今季は自身の隣りでプレーするトップ下に、アデミウソンという強力な相棒を得た。U―21ブラジル代表で背番号10を 背負ったアタッカーとの共存が、新たなテーマの1つだ。アデミウソンのプレースタイルを「エジル(ドイツ代表)やオスカル(ブラジル代表)」と例えた宇佐 美は、お互いを生かすべく密なコミュニケーションを図っている。

「アデはブラジル人らしからぬというか、周りを生かしながら自分も生きるタイプ。“近い距離でやりたい”と伝えているし、どれだけ違いを作ることができるか」

まだ未知数な部分は多いが、だからこそ無限の可能性を秘める新コンビ。昨季リーグ最少失点を誇った広島との一戦は、その爆発力を試す格好の舞台といえ る。「チャンピオンシップで負けた借りがある。リベンジしたい」。雪辱を果たすとともに連覇を飾り、1年の最高のスタートを切る。

リンク元

Share Button