【ACLラウンド16・第2戦】G大阪 3-2 FCソウル|見せつけたJ王者の破壊力! 日韓対決に蹴りをつける快勝劇 SOCCER DIGEST Web 5月27日(水)21時15分配信

宇佐美のアシストからパトリックが先制ゴール!

 アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)は5月27日にラウンド16の第2戦を行ない、ホームでFCソウルと対戦したG大阪は、第1戦に続き3-2で勝利を収め、2戦合計6-3として準々決勝進出を決めた。

試合は第1戦で敗れているFCソウルが前掛かりに攻め込むものの、G大阪はしっかりと堅いブロックで応戦。相手にチャンスを与えず、逆にFCソウルの背後をカウンターで突き、ゴールを脅かす。

そして16分、敵陣でパスを受けた宇佐美がドリブルで相手DFを引き付けると、左足で柔らかい球質のクロスを入れる。これをゴール前に詰めたパトリックが、相手と競り合いながらも頭で合わせ、ゴールに流し込んだ。

先制点で俄然優位に立ったG大阪はその後もカウンターを狙いつつ、FCソウルの攻撃をきっちりと撥ね返していく。41分にはG大阪の藤春がペナルティエリア内でのファウルを取られ、PKを許したものの、これをFCソウルのモリーナが外し事なきを得た。

ピンチを凌いだG大阪は45分、勝負を決定付ける2点目を奪う。カウンターから阿部が右サイドをドリブルで持ち上がると、グラウンダーのクロスを供給。これを相手DFがクリアしきれず、こぼれたボールを倉田が奪い、そのままシュートを放ってゴールネットに突き刺した。

前半を2点リードで折り返したG大阪は、58分にユン・ジュテのゴールで1点を返されたものの、その後は最終ラインを中心に粘りを見せる。86分にはカ ウンターから左サイドを破った藤春のクロスに、リンスが頭で合わせトドメの3点目。直後にはプロ初出場となる16歳の堂安を投入する余裕も見せた。

その後、再びユン・ジュテに1点を返されたものの、G大阪が3-2で勝利を収め、FCソウルを相手に2連勝。前日の柏に続きKリーグ勢を撃破し、7年ぶりのACLベスト8進出を決めた。

なお、この試合の75分に今野が累積2枚目となるイエローカードを受けた。8月に行なわれる準々決勝の第1戦は出場停止となる。

Share Button