広島とG大阪の選手が2ステージ制&CSについて語る「盛り上がりを見せられなかった」

「ルールはルール」

Jリーグは20日に開催されるゼロックススーパーカップに向け、サンフレッチェ広島DF水本裕貴とガンバ大阪DF丹羽大輝による対談を掲載。両選手は昨年から導入されている2ステージ制とチャンピオンシップについて語っている。

昨年のJ1リーグは、1stステージこそ浦和レッズが圧倒的な強さで制したが、2ndステージはサンフレッチェ広島が優勝。年間勝ち点でも広島が1位に輝 いた。チャンピオンシップでは年間勝ち点2位・1stステージ優勝の浦和と年間勝ち点3位のガンバ大阪が対戦。勝ち点差が「9」あった両者の戦いはG大阪 が勝利を収め、広島との決勝の舞台に駒を進めた。

決勝戦はホーム&アウェイで開催され、年間勝ち点1位の広島が勝利。シーズンを通して抜群の安定感を誇った広島がJリーグチャンピオンに輝いた。同クラブ を最終ラインから支えた水本は、チャンピオンシップを振り返り、「僕たちは年間1位だったので、ここで負けてしまうと、というプレッシャーはありました。 1試合目で良い形で勝てたからこそ、2試合目も良い流れでいけた。ただ絶対に負けられないというプレッシャーはすごくありましたね」とコメントしている。

また、年間勝ち点3位ながらチャンピオンシップ準決勝で浦和を撃破して決勝進出を果たしたG大阪の丹羽はチャンピオンシップよりも2ステージ制における戦い方の難しさを語った。

「優勝、準優勝、3位のチームが決まるという(CSの)制度よりも、17試合でピークをもってこないといけないというところに、僕は凄く難しさを感じてい て。17試合だったら、リスクを冒して攻めていくとか、得失点関係なく思い切って行ったりというような試合が増えてくる。そういう意味ではいいかなと思う んですけど、やっぱりメリット、デメリットは両方にある」

「ただ、ルールはルールですし、そこにピークを持ってくるのが僕らの仕事でもあるので、しっかりとその制度を理解しながら、今年もやっていきたいですね。 去年は1stステージ、2ndステージともに優勝争いというのは正直、そこまで国民の皆さんに盛り上がりを見せられなかった。もっともっとメディアの方に も取り上げてもらって、僕らも見ている人たちも面白いサッカーをしていかないといけないなと思いました」

昨年チャンピオンシップ決勝で激突した両者は20日、ゼロックススーパーカップで激突する。

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