G大阪3点快勝、新本拠地初戦で藤本ら新戦力活躍

<プレシーズンマッチ:G大阪3-1名古屋>◇14日◇吹田スタ

新本拠地でG大阪の新戦力が躍動した。昨秋完成したサッカー専用の「市立吹田スタジアム」が名古屋とのプレシーズンマッチでこけら落としを迎えた。G大 阪は新加入3人が先発。横浜から獲得した2人FWアデミウソン(22)とMF藤本淳吾(31)がそれぞれ得点に絡み、3-1で門出を白星で飾った。FW宇 佐美貴史(23)もCKから1アシスト。臨場感が自慢の新ホームで、リーグ屈指の攻撃力を披露した。

全席をカバーする屋根にこだまし、空から声援が降り注いだ。欧州のスタジアムのような雰囲気の中、3万5271人の観客が新たな歴史の始まりに立ち会った。G大阪のチームカラー青と黒で染まった客席とピッチの距離は最短7メートル。サポーターの力が伝わった。

前半26分、カウンターから新助っ人アデミウソンが左サイドをドリブル突破。中央へボールを入れると相手DFの足に当たり、ゴールへ吸いこまれた。新本 拠地の第1号はオウンゴールと思わぬ形となったが、“アシスト”に「やろうとしていた形ができた」。同36分には藤本が右サイドで獲得したFKを自ら蹴 り、MF今野の頭にぴたり合わせた。今季加入の2人が立て続けに存在感を放った。

日本で初めて企業や個人から寄付を募り、約140億円で建設されたスタジアム。2年ぶりのリーグ王者、8年ぶりのアジア王者に向け、G大阪が新聖地での歩みを始めた。

リンク元

Share Button