ACL参戦6チーム全勝!「Jクラブ」真の実力(1)G大阪・京都・鹿島・町田…アジアで続く劇的勝利の理由!J強豪クラブ監督に求められる戦術以上に大事な仕事

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■「秋春制」への移行。気候が安定する開幕2か月目に実感したJリーグの真骨頂

その理由の一つが「夏場の暑さを避けること」だった。

しかし、今シーズンの開幕は8月7日。まだまだ暑さの真っ最中だった。

その後も西日本を中心に猛暑(酷暑)に見舞われ続け、また各地で洪水被害を引き起こした大雨災害も多発した。決して天候に恵まれたシーズン開幕とは言えなかった(8月開幕なのだから「秋春制」というより「夏春制」と行った方が正確だろう)。

しかし、開幕からおよそ2か月が経過して10月中旬を迎えると天候もようやく安定。気温が20度台半ばで湿度も50%を割るという絶好のコンディションに恵まれた試合が増えた。そして、飲水タイムが不要となり、現在は絶好のコンディションの下で試合が開催されている。

リーグ戦開幕直後はどのチームでもさまざまな戦術的、技術的問題が発生するものだが、開幕から2か月が経過すると、多くのチームがそうした問題点を改善して調子を上げてくる。

従って開幕1〜2か月頃が最も高いレベルの試合を楽しむことができるのだ。その時期に好天が続いているのはありがたいこと。つまり、ようやく、「秋春制(夏春制?)」の良さが実感できる季節となったわけだ。

■ 柏レイソルを襲った「中2日」の過酷。戦術以上に問われる指揮官のマネジメント力

たとえば、J1リーグ第10節は10月17、18日の両日に行われ、第11節が次週のミッドウィーク開催(10月21日)になる関係で10試合中8試合が17日の土曜日に開催された。

水曜日にカップ戦を戦ったチームにとっては「中2日」の強行日程だ。

たとえば、J1リーグで首位に立っていた柏レイソルは17日の土曜日にホーム、三協フロンテア柏スタジアムに名古屋グランパスを迎えたのだが、柏は14日にACLエリートのポートFC(タイ)戦を戦っており、名古屋も14日にはルヴァンカップでファジアーノ岡山と対戦。延長・PK戦まで戦った後だった。

カップ戦では早々と敗退してしまったチームには試合がない一方、カップ戦を勝ち上がったチームにとってはリーグ戦や天皇杯、ルヴァンカップ、ACLを並行して戦わなければならなくなる。

また、ACLEはリーグステージ制の採用や参加クラブ数の拡大によって、かつてはグループステージ6試合だったのが、現行のシステムではリーグステージだけで8試合を戦うことになった。

そうしたクラブの監督にとってはピッチ上の戦術云々よりもまず選手の負担軽減、ターンオーバーの実施といったマネジメントのほうが大事な仕事になってくる。

■ G大阪の73分勝ち越し弾、町田の後半AT決勝弾!日本勢6クラブ「全勝」に隠された辛勝劇

とはいっても、ACLEおよびACL2の6試合はいずれも簡単な試合ではなかった。

たとえば、13日の火曜日に行われたACLEの3試合。決着がついたのは後半あるいは終了直前だった。

ガンバ大阪はニューカッスル・ジェッツとアウェイで戦った。初戦で鹿島アントラーズに大敗を喫したジェッツだったが、ホームでは強力でスピードのある攻撃を仕掛けてきてG大阪と大接戦を演じた。

そして、交代で投入されたデニス・ヒュメットの勝ち越しゴールが生まれたのは73分のことだった。

ホームにラチャブリーFC(タイ)を迎えた京都サンガFCも攻撃をゴールに結びつけられずに大苦戦。やはり交代出場の松田天馬が決勝ゴールを決めたのは終了間際の88分だった。

また、コンアン・ハノイ(ベトナム)もホームで鹿島と互角の打ち合いを演じ、鹿島はGKの早川友基のスーパーセーブなどを含めて、オウンゴールによる1点を辛うじて守り切ってようやく勝利をつかんだ。

さらに、ACL2に出場している町田は、シンガポールのタンピネス・ローバーズ相手にやはり苦戦を強いられたが、後半アディショナルタイムに望月ヘンリー海輝が角度のないところから決めて勝利をつかみ取った。

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