宇佐美だ槙野だ!U-23、OA枠使ってリオ五輪メダル獲る

日本サッカー協会は12日、東京・JFAハウスで強化部会を開き、リオデジャネイロ五輪出場を決めたU-23(23歳以下)日本代表が、8月の本大会で 24歳以上の選手を3人使えるオーバーエージ(OA)枠を使う方針を固めた。19日にJクラブの強化担当者に協力を要請。1968年メキシコ五輪以来のメ ダル獲得を目指す手倉森誠監督(48)をサポートする。

使える武器はすべて駆使してメダルをつかむ。代表の強化方針やスケジュールを検討する「強化部会」が開催され、日本協会の霜田正浩技術委員長が、U-23代表のOA枠活用を示唆した。

「監督はメダルをとりたいと言っている。目標に向けて現場をサポートしたい」

Jクラブの強化担当者が集まる19日の会合で協力を要請する予定。同枠の活用は最終登録18人中3人まで。開催国ブラジルはFWネイマール(バルセロ ナ)を招集する見通しだ。前回のロンドン五輪でも参加16チームすべてが活用した。育成よりメダルを優先する世界の流れに、日本も逆らえない事情がある。

この日、仙台市役所に五輪出場を報告した手倉森監督は「日本の歴史を変えたい。(1月の)予選を戦ったメンバーでメダルをとる確率を高めたいが、何か変 化の必要があると思えばOA枠を使うし、それは追って決断すると(霜田委員長に)伝えた」と説明。U-23世代の成長に期待しつつも、OA枠のカードを切 る準備は進める意向だ。

3月の海外遠征や5月のトゥーロン国際を経て補強ポイントを明確にする。現時点では、〔1〕相手の強力なサイドアタッカーを封じるサイドバック〔2〕前 線でボールを収めるFW〔3〕展開力の優れたボランチ、が候補となりそう。DF槙野(浦和)やFW宇佐美(G大阪)の名が浮かんでくる。

五輪期間中は国際Aマッチデーではないため各国協会側に拘束権はなく、欧州クラブとの交渉は難しい。霜田委員長が「Jクラブと一緒に戦いたい」というように、選出は国内組からが有力。手倉森監督の熱い視線は、Jリーグに向けられる。

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