G大阪・三上フットボール本部本部長が現状説明「国内外問わずビジョンに共鳴できる指導者リストアップ」

G大阪三上大勝フットボール本部本部長が(54)8日、パナソニックスタジアム吹田でイェンス・ヴィッシング監督(38)の突然の離脱について説明した。7月2日に退任通達をしたことについては「想定していなかったタイミング」という。ただ将来的な指揮官の“移籍ビジネス”も視野に入れていただけに「それ以外は、ある程度、クラブとしてそういうビジョンを持ってやっていました」と口にした。

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慰留も叶わず指揮官を失ったが、その視線はすでに次へと向いている。三上本部長は後任の監督人選や対策について言及。まず後任監督について「国内外を問わず、クラブのビジョンに共鳴できる指導者をリストアップしている」と明かした。離脱リリース直後からは膨大な逆オファーも届いているという。

現在オーストリアキャンプで指導している明神智和コーチの昇格も選択肢から除外しない。8月7日に26―27年シーズン開幕・浦和戦、そして同11日にはアジアチャンピオンズリーグエリート(ACLE)プレーオフ・江原戦(韓国)がある。時間的猶予はないが「試合などの期限に合わせるよりも、クラブのビジョンに真に合致するかどうかを最優先する」と断言。ダニエル・ポヤトス前監督とヴィッシング監督が植え付けた「高い技術力と攻撃的姿勢」というフィロソフィー(哲学)を継承し、さらに発展させられる人物を慎重に見極める構えだ。

近年のJリーグで課題となっている引き抜きについても言及した。高額な契約解除金を設定していても中東マネーには太刀打ちできない現実に対して「契約上の縛りというテクニックには限界がある」と指摘。その上で「クラブ自体の規模を大きくして、世界の市場と対等に渡り合える存在になることこそが本質的な解決策になる」と欧州クラブなどと肩を並べる規模に発展していく必要性を説いた。

未曾有の危機に直面したG大阪。クラブフロントの手腕が問われる。

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