部活のようなサムライブルーの青春、堂安「最後に感動や絆が生まれる」
ある日の日本代表の練習。主軸の堂安(フランクフルト)が追加招集のムードメーカー町野(ボルシアMG)をいじり、リラックスした様子を見せていた。「部活じゃねえぞ!」。菅原(ブレーメン)の合いの手でまた盛り上がり、雰囲気の良さをうかがわせた。
W杯期間中、「部活」という言葉をしばしば耳にする。毎大会のように話題になる高体連組とユース組の数は、当初のメンバー26人で13人ずつと半々。大阪・履正社高出身の町野を加えると高体連組が上回る。
興味深いのは、名古屋U―18(18歳以下)出身の菅原を含め、ユース組の口からこの表現が聞かれることだ。G大阪ユース出身の堂安は、主将だった遠藤(リバプール)の離脱が決まった際、語った。「一つになろうと言っても簡単にはなれない。青春じゃないけど、高校の部活と一緒で、勝ち上がっていって一緒に3年間やったからこそ、最後に感動や絆が生まれる」
前回カタール大会を経験した選手が半数を占め、今回は森保監督体制8年間の積み上げがある。控え選手もベンチから身を乗り出して戦況を見つめ、飲水タイムには水を手渡し、同じポジションの選手に助言を送る。他のチームにはあまり見られない光景だ。
試合後のロッカーでは、裏方として支える南野(モナコ)と吉田(ロサンゼルス・ギャラクシー)が、選手の汚れたスパイクを磨いているという。国の威信を懸けた、想像もできない重圧の中で日々高まる一体感。さながら部活のようなサムライブルーの青春が、一日でも長く続いてほしい。



