【J1】G大阪“ACL2王者凱旋”へ 南野ら若手台頭で東京V撃破狙う
5月30日(土)に行われるJ1百年構想リーグ・プレーオフラウンド第1戦。
ガンバ大阪(以下、G大阪)は、サウジアラビアで行われたACL2決勝後初戦となった5月24日(日)の清水エスパルス(以下、清水)戦で、後半に先制を許しながらも、途中出場の南野による2ゴールで2-1と逆転勝利。順位を上げ、西リーグ5位でフィニッシュした。
対する東京ヴェルディ(以下、東京V)は、同日に行われた横浜F・マリノス(以下、横浜FM)戦で前後半に3失点ずつを喫し、0-6で大敗。順位でも川崎Fに逆転され、東リーグ5位に転落した。
J1百年構想リーグ・プレーオフラウンドは、第1戦を西リーグ勢のホームで開催。そのため、この一戦はG大阪の本拠地・パナソニックスタジアム吹田で行われる。
積極的な若手起用で戦力アップ
G大阪は、西リーグ最終節となった清水戦で58分に先制を許し、嫌なムードが漂う中、すぐさま南野、名和田の若手アタッカーを投入。すると61分、投入からわずか1分後の南野が初瀬のクロスを頭で合わせて同点ゴールを奪う。さらに75分には、名和田のクロスを再び南野が決め、逆転に成功した。先制された直後に投入した2人が流れを変え、チームを勝利へ導いた。
今季就任したヴィッシング監督は、ACL2決勝で無失点に貢献したGK荒木をはじめ、清水戦で活躍した南野、名和田、池谷ら若手を積極的に抜擢。起用するだけでなく、実際に戦力として機能させている。
清水戦でも、上記選手に加え18歳の山本が途中出場。さらに、大卒ルーキーの吉原、G大阪ユース出身の當野をベンチ入りさせ、国立競技場の大舞台を肌で経験させた。
主力の負傷離脱が相次いだことも背景にはあるが、西リーグ18試合を通じて実戦経験を積んだことで、チーム全体の層は大幅に厚みを増した。百年構想リーグの集大成となるプレーオフラウンドで若手がさらに自信を深めれば、夏から始まる2026-27年J1リーグで上位争いをリードする存在となる可能性も十分にある。
ACL2優勝後、ホーム初戦
5月16日(土)未明に行われたACL2決勝以降、初のホームゲームとなるG大阪。優勝報告会こそ行われたものの、ホーム開催の公式戦は今回が初となる。
アジア王者として迎える“凱旋試合”だけに、勝利で飾り、改めてサポーターと喜びを分かち合いたいところだ。
一週間の休養を十分に取り、夕方の涼しくなり始める時間帯での一戦。王者の貫禄を感じさせる内容にも期待が高まる。
総力戦でプレーオフ先勝を狙う
今季のG大阪は、先述の通り若手の台頭によって大幅な戦力アップに成功している。しかし、それだけではない。東口順昭、倉田秋、宇佐美貴史、三浦弦太といったベテラン勢も、要所で試合を締めるプレーを見せ、チームを好結果へ導いている。
今季のG大阪は先発メンバーの予想が難しい。しかし裏を返せば、それだけチーム全体の戦力が均衡化されているということでもあり、誰が出場してもサッカーの質を落とさない点が強みとなっている。
プレーオフラウンド第1戦でも、最大16人を使う総力戦で90分を戦い抜き、先勝を掴みたい。
注目選手
《G大阪》MF 17 山下諒也
Jリーグ屈指のスピードを誇るアタッカー。東京Vは前節・横浜FM戦で、同じくスピードタイプの近藤友喜への対応に苦しみ、1得点2アシストを許して大量失点につながった。
年々、山下のスピードをチームとして活かす場面が増えており、この試合でも東京V守備陣を崩す最大の武器となりそうだ。
アジアの舞台で見せた輝きをホームサポーターの前でも披露できれば、プレーオフラウンド先勝は大きく近づく。
要注意選手
《東京V》FW 14 福田湧矢
2018〜24年までの7シーズンをG大阪で過ごしたアタッカー。持ち前の運動量と熱いプレーでチームを盛り立てる。
G大阪はルーキーイヤーから過ごしたクラブだけに、かつてのホーム・パナソニックスタジアム吹田での試合は、いつも以上に気持ちの入る一戦となるはずだ。
かつての同僚たちの特徴も熟知しているだけに、G大阪守備陣としては隙を見せず、集中した対応が求められる。



