「今日はいっぱい飲ませてください!」ガンバ大阪・中谷進之介 退場の重圧から解放された主将の“感謝”のビールかけ
クラブ史上10個目のタイトルという最高の結果を手に、青黒の戦士たちが大阪に帰ってきた。AFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)を制したガンバ大阪が17日、本拠地・パナソニックスタジアム吹田で優勝報告会を開催。約8,000人のファン・サポーターが詰めかけるなか、用意された2,000本のビールが宙を舞う「ビールかけ」で歓喜の瞬間を分かち合った。
「みんなに助けてもらった」 主将が明かした“重圧”の裏側
割れんばかりの拍手と歓声に包まれ、ステージに立った主将の中谷進之介(30)は「ただいま戻りました!お待たせいたしました!」と満面の笑みで叫んだ。
今大会、守備の要として体を張ったディフェンスを続けてきた中谷だが、その胸中にはある「悔しさ」が深く刻まれていた。準決勝で自身が退場処分となり、チームに苦境を強いたことだ。優勝後のビールかけで主将としての重圧を問われると、中谷は素直な本音を漏らした。
「重圧はなかったですけど、準決勝は僕が退場してしまって…。それをみんなに助けてもらった。マジでよかったです、ありがとう!」
自身のミスをカバーし、決勝へと連れてきてくれた仲間への感謝。そして、裏方としてチームを支え続けたスタッフへの敬意。中谷はスピーチの途中で「スタッフさんたちが本当に頑張ってくれました。拍手いただけないでしょうか」と会場に呼びかけ、ファンと共に裏方たちの功績を称えた。
「強いガンバを取り戻す」 10個目の星が照らす未来
祝勝会のメインイベントであるビールかけでは、初めての経験に「最高ですね!」と声を弾ませる岸本武流(28)や「最高です!」と連呼する初瀬亮(28)、三浦弦太(31)らと共に、中谷もビールまみれになって喜びを爆発させた。
決勝の相手は、クリスティアーノ・ロナウド(41)やサディオ・マネ(34)、ジョアン・フェリックス(26)ら世界的スターを擁するサウジアラビアのアル・ナスル。下馬評では相手優勢の声も強かったが、ガンバはデニス・ヒュメット(29)の右足一閃で奪った1点を、中谷を中心とした鉄壁の守備で守り抜いた。
「この優勝を機に強いガンバ、昔のガンバを取り戻せるよう頑張りたい」
中谷が掲げたその言葉通り、今回の優勝で来シーズンのACLEプレーオフへの出場も決定した。祝宴のビールに酔いしれたのも束の間、中谷とガンバ大阪の視線はすでに、次なるアジアの最高峰ステージ「ACLE」へと向けられている。2014年以来となるアジアの盟主へと返り咲くための挑戦は、この夜、新たな一歩を踏み出したばかりだ。



