「正直、まだまだ現役を続けて限界までやり切りたかった」G大阪、金沢でプレーした24歳MF塚元大が現役引退を決断
ツエーゲン金沢は1日、MF塚元大(24)が現役を引退する決断をしたと発表した。
塚元はガンバ大阪のアカデミー出身で、20年にトップ昇格。ルーキーイヤーからJ1で6試合に出場したが、3年目に金沢に期限付き移籍。しかし度重なる大怪我に見舞われると、23年にG大阪に復帰したが、オフに契約満了。24年より金沢に完全移籍したが、昨年オフに契約満了となっていた。
J1通算17試合(0得点)、J3通算58試合(8得点)、カップ戦1試合(0得点)のプロキャリア。「4月までにサッカーを続けるかどうかの決断をすると決めていた」という塚元は「今の自分の怪我の状況を踏まえ、ケジメをつける時が来たと思い決断しました」と心境を明かした。
以下、金沢を通じたコメント。
「この度引退を決断しました。元々4月までにサッカーを続けるかどうかの決断をすると決めており、その中での今の自分の怪我の状況を踏まえ、ケジメをつける時が来たと思い決断しました。
正直、まだまだ現役を続けてプレー面の限界を感じるまでやり切りたかったです。僕のサッカー人生は常に怪我に左右されてきました。自分がサッカーに情熱を注ぎ、成功したいと強く願い、努力すればするほど体は逆に悲鳴を上げているかのように怪我の連鎖が止まりませんでした。今年に入ってからも現役を続けるために自分にできることはやってきました。そろそろ報われてもいいんじゃないかなと思っていたし、さすがにここまでやってきたから神様は見てくれてると思っていましたが、現実はそう甘くありませんでした。ですが自分がサッカーに対して注いできた熱量や行動に対しての後悔はありません。
でもふとした時、怪我のないサッカー人生ならどれほど幸せだったか。どんな選手になれていたか。嫌でも考える日々でした。怪我を重ねるたびに、前を向いて這い上がろうと行動してきました。そのおかげで本当に精神的に強くなり、気づけば何でも跳ね返せるようになりました。これは本気でサッカー人生を生きた証であり大きな財産です。
結果という面を見れば、何一つ残すことは出来ませんでしたが、お互いに助け合って高め合ってきたチームメイト、毎日励まし、時には厳しい言葉で指導してくれたスタッフ、どんな時も活躍するところを心待ちにしてくれていたサポーター。自分に関わってくれた全ての皆さんに感謝の気持ちがあります。これこそが自分が過ごしてきたサッカー人生の何より大きな財産です。
二度の半月板損傷の後や、金沢での二年間はとても一人じゃ乗り切れるような簡単な時間ではありませんでした。チームメイトやスタッフとの何気ない会話や、励ましがあったからこそ乗り切れました。そしていつも暖かい言葉をかけてくれたサポーターの皆さんが居たからこそ最後まで折れずに戦えたと思っています。本当にありがとうございました。
サッカーが職業という、何にも変えることができない最高に幸せな時間は終わってしまいますが、まだまだこの先の人生の方が長いので、僕のサッカー人生と同じように、人生を懸けて、目一杯の熱量を注げるセカンドキャリアにしていきたいと思います。ありがとうございました」



