今ごろ日本代表の中心だったはずが…伸び悩んだ東京五輪世代(2)五輪では上田綺世より使われたが…急転落した「ビースト」
今回の欧州遠征に臨むサッカー日本代表の招集メンバーを見ると、欧州で結果を残す選手たちが中心となり、世代交代は着実に進んでいる。一方で、将来を嘱望されながらも、思うようにキャリアを伸ばせていない東京オリンピック(五輪)世代の選手も少なくない。今回は、本来であれば日本代表の中心を担っていてもおかしくなかったが、期待された成長を遂げられていない選手を紹介する。
FW:林大地(はやし・だいち)
生年月日:1997年5月23日(28歳)
現所属クラブ:ガンバ大阪
東京オリンピック(五輪)では、バックアップメンバーから出場機会を掴んだ林大地。大会終了後には海外移籍も経験したが、近年のA代表の招集メンバーにその名前はない。
現在28歳の林は、ガンバ大阪のジュニアユース出身。同クラブでのユース昇格は叶わず、履正社高校、大阪体育大学を経て2019年にサガン鳥栖でプロデビューを果たした。
鳥栖には3シーズン在籍し、公式戦54試合に出場。15ゴール2アシストを記録している。
成長著しい林は、U-24日本代表として2021年6月に開催された東京五輪のメンバー入りを果たした。
当初はバックアップメンバーとして選出されたものの、大会規定の変更によって登録メンバーへ。
本大会では攻撃陣に体調不良が相次いだこともあり、5試合に出場した。
得点は奪えなかったが、身体を張ったプレーで前線の起点となり、存在感を発揮した。
大会終了後にはシント=トロイデンにステップアップを果たし、ここで公式戦60試合15ゴール5アシストを記録。
2023年6月にニュルンベルクに期限付き移籍したが、負傷に悩まされ出場機会に恵まれなかった。
その後、2024年夏に古巣であるガンバ大阪に完全移籍。
加入1年目の2024シーズンは右膝の負傷の影響でリーグ戦1試合の出場にとどまり、2025シーズンも12月に行われたAFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)のラーチャブリー戦に出場したのみ。
想定以上にケガの影響に苦しんでいる印象で、ほとんど稼働できていない状況だ。
東京五輪で見せた力強さと献身性をJリーグでも再び発揮することができるだろうか。
かつての「ビースト」復活に期待したい。



