高卒ルーキーら集結したU-19 Jリーグ選抜、“プロ予備軍”全日本大学選抜にハイプレスで健闘も0-1敗戦

[3.11 ポストユースマッチ U-19 Jリーグ選抜 0-1 全日本大学選抜 CSア港]

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Jリーグで出場機会の少ない若手選手に実戦の機会を作る「JFA/Jリーグポストユースマッチ」が11日、CSアセット港サッカー場で行われ、U-19 Jリーグ選抜が全日本大学選抜と対戦した。高卒ルーキーを中心に編成されたチームはプロ入り有力候補の大学生を苦しめる時間帯もあったが、ゴールは奪えず0-1で敗戦。後半42分に決まった法政大FW小池直矢(3年=前橋育英高)の得点が決勝点となった。

ポストユースマッチは昨年から始まった日本サッカー協会(JFA)とJリーグの共同プロジェクト。今回は来年のU-20W杯を目指す2007年以降に生まれた選手を対象に、U-19 Jリーグ選抜が編成された。監督はU-19日本代表コーチの菅原大介氏が担当。元日本代表MFの中村俊輔氏がコーチを務めた。

U-19 Jリーグ選抜は3-5-2の布陣で臨んだ。GKは小川煌(広島=広島ユース)が先発し、3バックは左からDF大川佑梧(鹿島=鹿島ユース)、DF久保遥夢(名古屋=前橋育英高)、DF村上慶(横浜FM=大津高)。ウイングバックは左にMF荒木仁翔(いわき=神村学園高)、右にDF松本果成(湘南=流通経済大柏高)が入った。3ボランチはアンカーにMF林駿佑(川崎F=川崎F U-18)が構え、インサイドはMF福島和毅(福岡=神村学園高)とMF中積爲(G大阪=G大阪)。2トップはFW古屋歩夢(仙台=仙台ユース)とFW吉田湊海(鹿島=鹿島ユース)が務めた。

対する全日本大学選抜は4-4-2。GKデューフエマニエル凛太朗(流通経済大3年=流通経済大柏高)がゴールを守り、4バックは左からDF桒原陸人(明治大3年=G大阪ユース)、DF坂井悠飛(福岡大3年=立正大淞南高/福岡内定)、DF小澤晴樹(明治大3年=大宮U18)、DF常藤奏(中央大3年=興國高/柏内定)が並んだ。ダブルボランチはMF前田快(神奈大3年=大手前高松高/福岡内定)とMF伊藤翼(京都産業大3年=C大阪U-18)が組み、サイドハーフは左にMF高橋輝(東洋大3年=大宮U18)、右にMF真田蓮司(関西大3年=東山高)。2トップはFW北浜琉星(中央大3年=福岡U-18/福岡内定)とFW平尾勇人(日本大3年=四日市中央工高/東京V内定)が並んだ。

試合序盤は全日本大学選抜が勢いを見せ、局面のフィジカルでJリーグ選抜を圧倒。北浜が久保に1対1で競り勝ってペナルティエリア内まで侵入したり、セットプレーで押し込んだりと、年上のプロ予備軍としての矜持を誇った。ところがJリーグ選抜も大川がことごとくピンチを阻むと、前半15分ごろからは古屋と吉田のFC多摩Jrユース出身コンビがハイプレスで存在感。同18分には村上を起点にテンポよく崩し、吉田が惜しいシュートを放った。

その後も全日本大学選抜がビルドアップの布陣に迷いが出るなか、Jリーグ選抜がマンツーマンの対応で上回り、形勢は大きく逆転。ところが前半22分、吉田の決定的なシュートがデューフエマニエルに阻まれると、同45分にも吉田の胸トラップからのシュートもデューフエマニエルに止められ、0-0でハーフタイムを迎えた。局面では多くの選手が適応を見せたが、決め手は欠いた45分間だった。

U-19 Jリーグ選抜は後半開始時、大川と久保の2選手のみピッチに残し、9人を一気に交代した。GKは松田駿(岡山=青森山田高)が務め、3バックは左からDF永井大義(仙台=仙台ユース)、大川、久保の並びとなった。ウイングバックは左にMF針生涼太(清水=清水ユース)、右にMF山下翔大(水戸=名古屋高)。3ボランチはMF山本天翔(G大阪=G大阪ユース)がアンカー気味に構え、インサイドにMF菅原悠太(FC東京=FC東京U-18)とMF今井健人(東京V=東京Vユース)が並んだ。2トップはFW塚本一咲(宮崎=飯塚高)とFW渡辺隼斗(神戸=神戸U-18)が組んだ。

対する全日本大学選抜も前田と平尾の2選手をピッチに残し、9人を一気に交代。GK海本慶太朗(早稲田大3年=大宮U18)がゴールを守り、4バックは左からDF中村琉聖(東洋大3年=横浜FCユース)、DF小川遼也(筑波大3年=富山U-18)、DF梅津龍之介(法政大3年=鹿島ユース)、DF林禮蒼(国士舘大3年=京都橘高)が並んだ。ダブルボランチはMF大橋斗唯(東洋大3年=柏U-18)と前田が組み、サイドハーフは左にMF小池直矢(法政大3年=前橋育英高)、右にMF古谷柊介(東京国際大3年=日体大柏高/柏内定)。2トップはFW小西脩斗(国士舘大3年=流通経済大柏高)と平尾が務めた。

後半はJリーグ選抜が入りから勢いを見せ、水戸でJ1百年構想リーグのベンチ入りを経験している山下が積極的な仕掛けで右サイドを打開。一方の全日本大学選抜も中村のオーバーラップで左サイドの背後を取ったり、AFC U23アジア杯メンバーの古谷が右サイドを何度も打開したりとサイドの攻防が続き、後半22分には古谷のクロスから平尾が惜しいボレーシュートを放った。

ただJリーグ選抜は大川と久保、全日本大学選抜は小川と梅津のCB陣が安定したパフォーマンスを繰り広げる。Jリーグ選抜は後半25分、大川と久保に代わって松本と林が再出場してCBに入り、対する全日本大学選抜も前田と平尾に代わって伊藤と北浜が再出場した。直後には伊藤のクロスに北浜が飛び込んだが、惜しくもゴールを割るには至らなかった。

終盤はオープンな攻防が続き、Jリーグ選抜は後半32分、左サイドを突破した針生が深い位置までえぐり、マイナス方向のクロスが菅原に入ったが、ボレーシュートはうまく当たらず。同37分には山本のスーパーなロングフィードから塚本が抜け出したが、1対1でのシュートは海本のセーブに阻まれた。すると直後に全日本大学選抜がカウンターを開始。小西が中盤を力強く持ち上がり、ラストパスから古谷が狙うも、惜しくもゴール左に外れた。

それでも後半42分、ついに試合が動いた。北浜のポストプレーから小西がロングフィードを送ると、これが右サイドをオーバーラップしていた林に通り、マイナスのクロスがゴール前へ。これに走り込んだ小池がワンタッチでゴールに蹴り込み、このゴールが決勝点となって全日本大学選抜が1-0で勝利した。

U-19 Jリーグ選抜は13日、CSアセット港サッカー場で全韓国大学選抜とのポストユースマッチを実施。全日本大学選抜は15日、ウェーブスタジアム刈谷で全韓国大学選抜との第25回大学日韓定期戦を行う。

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