故郷長崎でJ1に帰還、神戸に対人で奮闘したDF江川湧清「持ち味がそこなのでガツガツ行こうと」

[2.13 J1百年構想WEST第2節 神戸 2-0 長崎 ノエスタ]

プレータイムは限定的だったが、J1トップ基準でも闘える姿を表現した。V・ファーレン長崎のDF江川湧清は第2節・神戸戦に3バックの左で先発出場し、FW武藤嘉紀とマッチアップ。「前節もACLでも武藤さんは点を決めていたので自由にやられたくないと思っていた」(江川)。空中戦で競り勝つだけでなく、中盤に降りて受ける相手にも果敢にアプローチし、対人では目立った仕事をさせなかった。

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公式登録身長は175cmでCBとしては大柄ではないが、空中戦でも引けを取らないのが江川の強みだ。「神戸さんのプレースタイルとしてロングボールを起点にするところもあるので、そこで起点を作らせたくないのがあった」。183cmのFW小松蓮にもことごとく競り勝ち、空中戦勝利は5/6を記録。積極的に潰しに行く対人戦も含めて「自分の中では持ち味がそこなのでガツガツ行こうと思っていた」という姿勢が際立った。

それでも試合は0-2で敗戦。全体のパフォーマンスに満足した様子はなかった。課題に感じたのは空中戦を制した後、クリアボールを攻撃につなげることができなかったところだという。

「うまく跳ね返せたところもあったけど、セカンドボールが拾えなかったり、(アプローチ)が相手のほうが速かったりというのがあって、そこで苦しんだところがあった。もっと自分たちが味方のいるところに落としてあげても良かったし、もっと全体的には戻りも早くできたのかなと思います」(江川)

後半立ち上がりに武藤へのファウルでイエローカードを受けたことに加え、調整を続けている膝のコンディションへの配慮もあり、後半16分に途中交代。その後は4バックにしたことでチームの流れが良くなったことも踏まえ、「ビルドアップのところではもっと工夫が必要だというのもある」と改善点と向き合っていた。

2019年に長崎でトップチーム昇格し、J2リーグで主力を担った後、23年からはガンバ大阪で2年半を過ごし、昨夏から長崎に復帰。故郷のクラブをJ1に導き、自らにとってもJ1帰還となった。すでにJ1基準は経験済み。「やれるところはあるのでそこはもっと伸ばしていきたいのと、あとは攻撃のクオリティーをもっと上げていきたい」と明確な使命と向き合う25歳の存在は頼もしい。

昨夏に加入した江川と入れ違いにMF安部大晴(ルツェルン)が欧州挑戦に旅立ったこともあり、アカデミー出身の主力選手としても期待も大きい。クラブにとって8年ぶりのJ1は2連敗でのスタートとなったが、降格のないJ1百年構想リーグは定着に向けた土台を築く貴重なチャンス。「このチームはやっぱりJ1にいないといけないチームだと思うし、開幕から2敗したけど次でしっかり流れを切りたい。良くも悪くも昇降格がないのでチャレンジしていきたい」と力を込めた。

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