“憧れ”を抱いてきた同じ名字の背番号28と1年生対決…大阪体育大MF矢田幸紀斗「また来年、借りを返したい」

[12.21 インカレ準々決勝 大阪体育大0-1筑波大 カンセキスタジアムとちぎ]

松葉づえ姿が痛々しかった。大阪体育大(関西6)で3試合ぶりにスタメンに復帰した左WBの矢田幸紀斗(1年=G大阪ユース)は前半のみでの交代になった。

G大阪ユースではレギュラーではなかった矢田だが、大阪体育大に進学すると関西学生リーグ1部で15試合に出場。同期のFW上岡士恩(1年=瀬戸内高)、FW三島拓人(1年=立正大淞南高)、MF三島典征(1年=立正大淞南高)の4人で、新人賞も受賞した。

松尾元太監督が「替えの利かない選手」と絶大な信頼を寄せる選手だが、今大会初戦の予選ラウンドの新潟医療福祉大戦で腰に違和感を覚えた。「次(グループリーグ初戦)の高松大戦で痛めて、2試合欠場しました」。

しかしどうしても出てほしい。松尾監督の強い希望もあって、準々決勝のピッチに帰ってきた。「45分だけでも出てほしいという話があった。今日の試合で出し切れればいいなと思ってプレーしました」。ただやはり45分以上ピッチに立つことは難しく、試合後は松葉づえをついてうつむく矢田の姿があった。

相手チームに「ずっと憧れをもってみてきた」という選手がいた。お互いに背番号28の1年生。同じ名字を持つMF矢田龍之介(1年=清水ユース)が筑波大の先発メンバーにいた。血縁関係はなく、中学時代から練習試合などで対戦経験はあったが、会話をかわしたこともなかったという。

ただ矢田龍は1FC川越水上公園でプレーした中学時代から世代別代表に選ばれていた選手で、G大阪アカデミーで過ごした矢田幸をしても「名字が一緒なのもあって、憧れをもってプレーをずっとみてきた」選手だった。「そういう相手と対戦できて嬉しかったけど、力を出し切れずに負けてしまった。また来年、借りを返したいと思います」。

またもう一つ楽しみにしていた対戦もお預けとなった。勝てば準決勝で対戦するはずだった日本体育大(関東7)には、G大阪ユースで一緒だったFW天野悠斗(1年=G大阪ユース)が在籍。この日も別会場で行われた準々決勝で得点を決める活躍をみせていた。

これについても「勝って悠斗と試合をしたかったけど…」と悔しさを噛み締めた矢田。ただまだ大学1年目が終わったばかりとあって、「長田叶羽(中央大)とか多くのメンバーが行った関東勢と対戦できるように頑張りたい」と決意を新たにしていた。

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