Jリーグ価値向上へ新戦略!「欧州キャンプ助成金制度」を新設! 清水、G大阪など4クラブに最大1250万円支援へ
Jクラブが欧州選手獲得の機会創出も目的
Jリーグは12月15日、Jクラブが欧州で開幕前キャンプを実施する際に支援する「欧州キャンプ助成金制度」を新たに設けると発表。2026-27シーズン開幕前のキャンプを対象とする最初の助成対象クラブとして、清水エスパルス、ガンバ大阪、ファジアーノ岡山、V・ファーレン長崎の4クラブ決定も併せて公表された。
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本制度は、Jリーグが2026年からのシーズン移行に伴い新設されるもの。シーズン開幕前に多くの欧州クラブと同じ期間・エリアでキャンプを行なうことで、対象クラブだけでなくJリーグ全体の価値向上に繋げる狙いがある。
Jリーグは制度の趣旨として、4点を挙げた。ひとつは、欧州クラブがJクラブの選手を認知することによる、選手およびJリーグ自体の価値向上。また、Jクラブが欧州のスタンダードを認識し、プレー面やビジネス面で比較を行なう機会や、Jクラブが欧州クラブの選手を獲得するためのスカウティング機会を創出も目的としている。
さらに、スタッフ間のネットワークを拡大させ、欧州クラブの情報収集やスタッフの知見を蓄積する機会創出も目ざす。
また制度の概要も発表。助成金額は、2026-27シーズン(開幕前)は1クラブ最大1250万円(最大5クラブ程度を想定)。2027-28シーズン(開幕前)以降は1クラブ最大1000万円(最大7クラブ程度を想定)となる。
制度期間は5年間を予定しており、2026-27シーズン開幕前から2030-31シーズン開幕前までが対象。期間中、1クラブが助成を受けられるのは最大3回まで。ただし、2回目以降は最大助成金額が250万円ずつ減額される。
主な条件としては、トップチームが実施するシーズン開幕前の欧州キャンプに限定される。対象クラブは、実施計画や欧州キャンプを契機としたクラブ成長のための取り組み、他クラブへの実施報告や視察受け入れ、取材・撮影協力といった各種協力内容をふまえて決定される。



