【ガンバ大阪】目指すのは首位通過。チームの総力でACL2 5連勝を掴み取る

リーグ戦の神戸戦から17日間のインターバルを挟んで、ガンバがシーズン最終盤の戦いに挑む。
舞台をACL2に移したガンバはアウェイの地で東方と対戦する。

前節はナムディンの敵地で苦戦を強いられながらも1-0で勝ち切ったことで、当面の目標だったグループステージ突破が決定。しかし、ガンバが目指すのは「自分たちが求めて行きたい順位があるので、そこを求めていきたいし、全ての試合が重要」とポヤトス監督が前日会見で口にしたグループFの首位通過である。
東方戦とラーチャブリー戦の2試合で勝点1を積み上げれば首位でノックアウトステージに進出するという有利な状況ではあるが「攻撃的でインテンシティの高いサッカーを見せ、アウェイでも勝ちに行くことが自分たちに課せられた使命」とヒュメットも気合十分だ。

9月に開幕したACL2はリーグ戦と並行して行われる日程の中でチームは着実に成長を続けてきた。
アウェイの戦いの難しさも体感しながら手にした4連勝だが、ACL2で特に躍動している一人が美藤。現在、ACL2では2試合連続ゴール中の美藤は自身にとって初となるアジアの戦いで自慢の機動力を発揮しているが「3試合連続ゴールを狙いたい」と神出鬼没のスタイルを活かして、虎視眈々と連発を狙う。

一方の東方はガンバとは対照的に4戦全敗。既にグループステージの敗退が決まっているが、ここまでホームで開催された2試合ではいずれも完封負けを喫しているだけに、今大会最後のホームゲームで意地を見せにくるはずだ。
ガンバがホームで3-1で勝利した際はシュート1本しか許さなかったが、強烈なミドルシュートを叩き込んできたブラジル国籍FWのジウ マルチンスの個の力は要注意となる。また、直近の香港プレミアリーグで4-0で勝利した際、2得点を決めている大久保も最前線で存在感を発揮。関西大学サッカー部で同期だった黒川も「競り方が上手いし、ボールも収められる選手なのでそこをしっかりと抑えれば、相手の次の攻撃のプレーにはつながらない」と大久保の強みを警戒する。

ACL2ではアウェイの戦いの難しさを実感してきたガンバだが、東方戦でのもう一つの「敵」はピッチである。昨季、広島の一員として東方のアウェイゲームを経験している満田は言う。「日本にない芝の質だし、地面も硬くてちょっと滑る感じだった。去年はそのピッチの特性を活かして、相手がサイド際にボールを蹴って事故狙いのような形を狙って来て、やられそうなシーンがあった。そこは気をつけたい」。
ピッチ状況に素早くアジャストすることもアジアを勝ち上がる上で不可欠な要素だけに、臨機応変の戦い方で東方を圧倒したい。

「若い選手たちとスタメンなどを上手くミックスして試合を進めていきたい」と力を込めたポヤトス監督。名和田や南野らアジアデビューに燃える若手から、経験豊富な三浦らが一体となって5連勝に突き進む。

https://sports.yahoo.co.jp/official/writer/10114

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