誰も止められなかった…Jリーグ、史上最強クラブ(8)本当に昇格1年目? 下位低迷から驚異の追い上げ、そして伝説へ
1993年に開幕したJリーグ。どのクラブにも良い時期と悪い時期があり、その中で、最強と言われるような歴史的な強さを発揮したチームもある。今回は、Jリーグの歴史で、未来に語り継がれるであろう、リーグの歴史に残る圧倒的な強さを誇ったチームを紹介する。
ガンバ大阪:2014年
主な成績:J1リーグ優勝、ヤマザキナビスコカップ優勝、天皇杯優勝
監督:長谷川健太
2014シーズンはガンバ大阪の歴史で最も重要な一年だろう。
J1リーグ優勝に加えて、国内カップ戦も制して、3冠を達成している。
それがJ2から昇格して1年目の出来事なのだから、驚くばかりだ。
2012シーズンのJ1で17位となってJ2に降格したG大阪は、長谷川健太監督を迎えてリスタート。若手の積極起用などで力をつけ、1年でJ1に戻ってきた。
しかし、J1ですぐに結果が出たわけではなく、第14節終了時点で首位と勝ち点14差の16位と低迷している。
それがワールドカップ(W杯)による中断が明けたあとで猛追を見せて、最終的に全てのタイトルを手にした。
ピッチ上の主役は、年間最優秀選手賞を受賞した遠藤保仁だった。
その遠藤はシーズン前半の不振時もブレず、自らの仕事を全うし続けている。
中心選手がどっしりと構えたことが周囲にも良い影響を与え、シーズン後半戦の立て直しにつながった。



