【G大阪】奥抜侃志が加入後初ゴール ファーストプレー弾に「感覚で逆サイドを意識した」

<明治安田J1:G大阪1-1神戸>◇9日◇第36節◇パナスタ

ガンバ大阪MF奥抜侃志(26)が、ヴィッセル神戸戦で待望の加入後初ゴールを決めた。

【写真】ジェバリと抱き合う奥抜侃志

後半34分にピッチに立ってから1分も経過しないうちに、この試合でのファーストプレーでネットを揺らした。1トップのFWイッサム・ジェバリが引いた位置でキープすると見るや、左から中央のスペースに移動。ジェバリからの縦パスをゴール前で受けると、軽やかにDFを外し、右足を振り抜いてゴール左に決めた。G大阪での初得点を奥抜は「最初はファーを狙おうと思ったけど、相手の寄せが早かったので、感覚で逆サイドを意識して、コンパクトに振ることを考えた」と話した。

狙い通りの形でのゴールになった。「ジェバリに(相手DFが)タイトに来ているのをベンチで見ていたので、ジェバリの裏は意識していた」。最初のチャンスをモノにした背番号44は、分析通りの結果に胸を張った。

新加入の今季はプレシーズンから好調だったが、セレッソ大阪との開幕戦で先発しながらも、良いパフォーマンスを見せられなかった。その試合で負傷し「左足関節前方および後方インピンジメント症候群」と診断され、4月には手術も受けた。大きな声援を受けながらもサポーターに良いプレーを見せられていないことを意識し、リハビリ期間から「早く結果で返したい」と繰り返してきた背番号44。当初考えていたよりは遅くなったが、ようやくパナスタに歓喜を与えられたことに安堵(あんど)の表情を見せた。

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