C大阪―G大阪「大阪ダービー」で最終調整…26年2月の特別大会「明治安田Jリーグ百年構想リーグ」開幕節

サッカーのJリーグで、2026~27年からの秋春制移行を前に、来年2~6月に実施する特別大会「明治安田Jリーグ百年構想リーグ」のJ1開幕節(2月7、8日)で、C大阪―G大阪による「大阪ダービー」開催が最終調整されていることが30日、分かった。複数のリーグ関係者が明かした。会場はヤンマースタジアム長居となる予定。特別大会はJ1を東西10チームに分けて争う地域リーグラウンド(R)、最終順位を決めるプレーオフRで行われる。

Jリーグは、26年8月から秋春制に移行する、大きな転換期を迎える。移行を前に同年前半の4か月間を使って開催されるのが特別大会だ。今季は3節を残すが、C大阪、G大阪ともJ1残留を確定させており、特別大会の開幕を盛り上げるため「大阪ダービー」が候補として挙がった模様だ。今季の開幕戦(C大阪が5―2で勝利)でも行われたリーグ屈指のカードとなり、関係者も「大会が勢いづく」と話している。

C大阪のホーム戦は通常、約2万5000人収容のヨドコウ桜スタジアムで開催されているが、特別大会の開幕が予定されているヤンマースタジアム長居は約5万人収容。「大阪ダービー」での使用は2021年5月2日以来となり、14年4月12日の同カード過去最高入場者数4万2723人を更新する可能性もある。

秋春制に向けて、サッカー熱を継続させるために、重要な位置づけとなる特別大会。昇格、降格はないが優勝チームには26~27年アジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)の出場権が与えられる。大阪の南北に位置する両チームによる戦いは、過去リーグ戦では50戦してG大阪の25勝7分け18敗。誇りをかけた永遠のライバル対決で、Jリーグにとって特別な1年が幕を開ける。

◆明治安田Jリーグ百年構想リーグ J1は20チームを東西2組に分け、地域リーグラウンド(26年2月7日~5月24日)としてホーム&アウェーで各チームが18試合を実施。90分で勝負が決しない場合、延長戦なしでPK戦で決着をつける。90分勝利が勝ち点3、PK戦勝利は2、同敗戦は1。各組の同順位チームがプレーオフラウンドをホーム&アウェー(5月30、31日に第1戦、6月6、7日に第2戦)で戦い、最終順位を決定する。優勝クラブには賞金1億5000万円とACLE出場権が与えられる。昇格、降格はなし。J2とJ3は統一で計40チームによる特別大会を実施する。

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