鹿島と執念ドローのG大阪指揮官「70分過ぎまでは自分たちが上回った」戦略ピタリ&一森PKストップ

◇明治安田J1リーグ第33節 鹿島 0―0 G大阪(2025年10月5日 メルカリスタジアム)

G大阪は敵地で首位・鹿島と引き分けた。ダニエル・ポヤトス監督は「勝ち点1の価値は大きい。このスタジアムで勝ち点1を取れたということではなく試合内容。戦い方、方法を含めてという意味です。最後は鹿島に押し込まれる展開になったが70分過ぎまでは自分たちが上回った印象だ」。メルカリスタジアムでは9試合勝ち星なく、リーグ戦連勝も「5」で止まったが、決して悲観する内容でも結果でもなかった。

ACL2の敵地ラーチャブリー戦(タイ)から中2日。高温多湿の過酷な環境と長距離移動を伴うハードな日程で、同戦からスタメン7人を変更した。システムは従来の4―2―3―1から3―4―2―1にし、守備の安定を優先。狙い通りプレスバックや守備ブロックの形成でも素速く、鹿島に多くのチャンスを作らせなかった。

さすがに足が止まりだした後半40分前後からは防戦一方。試合終了間際にはPKを与えた。だがGK一森純ビッグセーブ。日程の不利を言い訳にせずに全員が走り、球際で戦い、耐え切った。

結果的には前日4日に勝てなかった2位・京都と3位・神戸をアシスト。ただ苦しい連戦を乗り切ったのはチームとしては自信につながるはずだ。

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