＜U－20W杯：日本3－0ニュージーランド＞◇1次リーグA組◇第3戦◇3日（日本時間4日）◇バルパライソ

【写真】日本－ニュージーランド　左足ミドルシュートで先制ゴールを決める小倉幸成

船越優蔵監督（48）率いるU－20（20歳以下）日本代表が、同ニュージーランド代表を3－0で破り史上初の3連勝での1次リーグ首位突破を決めた。

すでに決勝トーナメント進出を確定させていた日本は、前節から先発を8人入れ替えて臨んだ。雨でスリッピーなピッチの中、緊張感高く試合に入ると、前半21分に初先発の小倉幸成（20＝法大）がペナルティーエリア外から強烈な左足ミドルシュートを打ち込んで先制に成功する。

その後も手を緩めることなく主導権を握り、同34分には右CKからDF市原吏音主将（20＝RB大宮アルディージャ）が頭で合わせてゴールを脅かした。終盤は自陣でのミスからピンチを招く場面もあったが、GK荒木琉偉（17＝ガンバ大阪）がファインセーブ。1点リードで前半を折り返した。

後半開始から市原に代えてDF喜多壱也（20＝レアル・ソシエダード）を投入。出足鋭く試合を支配して次々にチャンスをつくり出すと、同19分に途中出場のFW高岡伶颯（18＝バランシエンヌ）が前線からのプレスでボールを奪い、最後はMF平賀大空（20＝京都サンガF．C．）が右足を強振。相手に当たってゴールに吸い込まれ加点した。

同37分にはカウンターから高岡が抜けだし、同じく途中出場のMF石井久継（20＝湘南ベルマーレ）が冷静に相手GKをかわして左足で流し込んだ。今大会2点目で勝利を決定づけた。そのまま無失点で試合を締めて見事に勝ち点3を積み上げた。

日本は1次リーグを3連勝の勝ち点9、7得点、無失点と圧倒的な成績で勝ち上がった。8日（日本時間9日）の16強で、C～E組の成績上位の3位チームと対戦する。

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