大阪府が2年前決勝の雪辱。茨城県を3-0で下し、2回戦へ
[10.3 国スポ少年男子の部1回戦 茨城県 0-3 大阪府 ビックレイクC]
3日、U-16年代によって争われる「わたSHIGA輝く国スポ2025第79回国民スポーツ大会」サッカー競技少年男子の部1回戦が行われ、茨城県対大阪府は3-0で大阪府が勝った。
2年前の決勝と同じ顔合わせ。その一戦で敗れている大阪府が雪辱勝利を果たした。大阪府は序盤からMF藤本祥輝(G大阪ユース/1年)とMF城阪光喜(G大阪ユース/1年)を軸にボールを保持しながらハイサイドのスペースなどを活用した攻撃。茨城県を押し込む。
対する茨城県は今大会、鹿島ユース勢を除くメンバー構成。187cmDF森島岬(第一学院高/2年)を中心とした5バックで相手の攻撃に対応する。PAに入ってくるボールを森島らが弾き返し、MF小川颯登(明秀日立高/1年)が出足速くセカンドボールに反応。中学生GKシュルツ建斗(鹿島つくばJrユース/中3)も落ち着いてゴールを守り、0-0で試合を進めた。
大阪府はMF岡本新大(G大阪ユース/1年)の左クロスを大外のMF岡崎葵(C大阪U-18/1年)が合わせるシーンもあったが、なかなか相手5バックを攻略することができない。29分には右CKからチャンスを迎えたが、ゴールカバーした茨城県DF佐々木陽生(鹿島学園高/1年)がクリア。それでも、大阪府が前半のうちにスコアを動かした。
30分、大阪府はCB岡元侑大(G大阪ユース/1年)が右足でロングフィード。FW川野聖(G大阪ユース/1年)がPAでボールに追いつくと、切り返しからのドリブルでDF2人を外して左足を振り抜く。豪快な一撃がネットに突き刺さり、先制した。
大阪府は後半開始から出場のMF深江龍明(G大阪ユース/1年)がゲームコントロール。精度の高いミドルパスでチャンスの起点になっていた。13分には深江のパスからMF原田尚幸(阪南大高/1年)がクロスバー直撃の右足シュート。対する茨城県は焦らず、じっくりと守りながら、反撃の機会を伺う。
だが、大阪府は岡元、CB津田颯太(C大阪U-18/1年)の両DFを中心に堅い。茨城県はPAまで押し返すことができず、ロングスローの本数も増やすことができなかった。相手MF城阪光喜(G大阪ユース/1年)らにシュートを打たれながらも凌いでいたが、後半29分に深江に押し込まれる形で失点。直後にMF秋山光希(明秀日立高/1年)の右クロスをFW田中智基(第一学院高/1年)が頭で合わせるも、決めることができない。試合終盤も攻め続けた大阪府は岡崎のゴールでダメ押し。3-0で勝ち、悲願の初優勝へ向けて好スタートを切った。



