[関東]国士舘大MF菅澤凱が初の代表活動で実感「黒子に徹するだけじゃダメ」同部屋だったG大阪MFとの“再共演”が夢に
[9.27 関東大学L1部第13節 国士舘大3-0桐蔭横浜大 国士舘大学楓の杜キャンパスサッカー場]
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日の丸を経験して逞しくなった姿をみせている。夏場に新戦力の台頭があった国士舘大だが、前期リーグも全試合フル出場していたMF菅澤凱(2年=青森山田高)は後期リーグが始まっても首位チームの不動のボランチとして君臨している。
初めての代表活動だった。菅澤は今月上旬にミャンマーで行われたAFC U23アジアカップ予選に臨んだU-22日本代表に初選出された。「ずっと憧れていた代表に入れて率直に嬉しかった。ずっと目標にしていたことが現実になった」。出場は初戦のアフガニスタン戦のみだったが、かけがえのない経験になった。
「でも(日の丸を)背負うだけじゃダメ。海外組やJで出ている選手がいた中で、黒子に徹することだけじゃダメだなと実感した。実際に(山本)丈偉はチームの心臓という存在だった。もう一度あの日の丸を背負うときは自分が先頭に立ってやるくらいの技術力と精神力をつけていきたいです」
代表期間中はMF名和田我空(G大阪)と同部屋だったという。菅澤は大阪府茨木市出身、中学時代までをガンバ大阪のアカデミーで過ごした選手で、“地元トーク”に花を咲かせたようだ。「プロの試合を見るとなると、やっぱりガンバが気になる。あの熱狂的なサポーターの前でプレーしてみたい。我空に追いつけるように頑張りたい」。G大阪での“共演”が秘かな夢になった。
2年生で強豪大学チームの主力を張る菅澤だが、27日に対戦した桐蔭横浜大には、同級生ながらすでにJ1に出場するDF関富貫太(2年=柏U-18/横浜FM内定)がいた。今回の代表遠征でも一緒にプレーした選手で、試合後には会話をかわす場面もみられた。「J1に出ていて尊敬できる」とした菅澤だが、「悔しい」と素直な感情も吐露する。そして「逆に言うと自分もその世界に飛び込める位置にいると思う」とすると、「彼はいい存在というか、自分たちの世代の大学で先頭に立ってくれている。自分も覚悟を持ってやっていきたい」と自覚を強めていた。



