【解析料理】走れない新潟、G大阪に逆転負け スプリント数は78-108と30差、保持率最低39%
J1で最下位のアルビレックス新潟は27日、アウェーでガンバ大阪に2-4で逆転負けし、13試合勝ちなしとなった。前半15分にMF新井泰貴(28)のJ1初ゴールで先制し、1-1の後半4分にMF奥村仁(24)がカウンターから勝ち越し点を奪ったが、その後に守備が甘くなり、3点を失った。
時速25キロ以上で1秒以上走ったスプリント数は今季2番目に少ない78回。G大阪の108回を30回も下回った。これで100回未満の試合は今季3分け10敗と13戦未勝利。攻守両面でスピード感がなく、球際でも競り負けた。ボール保持率も今季最低の39%。人もボールも動かなかった。
入江徹監督は試合後のインタビューで「ちょっとしたところの差が最後の結果となって表れた」と話していたが、シュート数はG大阪が15本だったのに対して新潟はその3分の1の5本。データが示すように、チーム力に大きな差があった印象だ。
今季は4勝9分け19敗で、勝ち点21のまま。残り6試合を全勝しても勝ち点40に届かない。同じ20チームで争った昨季の残留圏17位は勝ち点41を得ており、J1残留はかなり厳しい状況となった。【石川秀和】



