【G大阪】安部柊斗のスーパーボレー弾で今季2度目3連勝 ホーム浦和戦で9年ぶり勝利
<明治安田J1:G大阪1-0浦和>◇13日◇第29節◇パナスタ
ガンバ大阪が浦和レッズを下し、今季2度目の3連勝を飾った。
G大阪は前半から前への積極的な姿勢で攻撃を展開した。各駅停車のパス回しではなく、1つ飛ばしの配球やドリブル、ワンタッチパスを交えて浦和陣に進入。前半23分にはFW宇佐美貴史が抜け出して角度のないところからゴールを脅かし、同25分にはMF山下諒也のマイナス方向へのパスからFWデニス・ヒュメットが巧みにタイミングを外してフィニッシュ。どちらも浦和守備陣に防がれたが、その後もセカンドボールを拾って攻撃を続け、MFウェルトンも爆発力ある突破で脅威となった。
対する浦和もMF中島翔哉を中心にチャンスをうかがい、同アディショナルタイムには中島のスルーパスで惜しい場面を作った。
0-0で折り返した試合は、後半もお互いが前に出ながらも決定打が出ない展開。同13分には浦和がMF関根貴大、中島が立て続けにシュートを打つも、G大阪GK一森純がセーブ。両チーム選手を入れ替えながらも、なかなか動かなかった。
それでも引き分けでのタイムアップも見えてきた終盤に、ついに試合が動いた。同40分、G大阪はMF満田誠がドリブルからのスルーパスを狙い、これを浦和DFが辛うじてクリア。しかしその浮き球のボールに反応したMF安部柊斗が、ワントラップからボレーでゴール右隅に突き刺すスーパーゴール。安部の加入後初得点となる1点を守り切ったG大阪が、劇的勝利を飾った。
G大阪はホームでの浦和戦で、16年6月に勝ったのを最後に、公式戦11戦未勝利(3分け8敗)と苦手にしてきたが、その負の記録にも終止符を打った。



