「絶対やっちゃいけない」キャプテンがDOGSOで退場処分!「テンパったんだろうな」トラップ&パスミスで大ピンチ→後ろから押し倒す痛恨プレーに元日本代表「何とか取り返したい気持ちの表れ」
【明治安田J1リーグ】湘南ベルマーレ 4ー5 ガンバ大阪(8月31日/レモンガススタジアム平塚)
腕章を巻いたセンターバックがトラップ&パスミスをきっかけに前半で退場。ファンから悲鳴が上がっている。
J1リーグ第28節で、湘南ベルマーレとガンバ大阪が対戦。その45分、ホームチームに悲劇が起こる。
湘南のCKが跳ね返されると、ボールが最後尾に残っていたDF舘幸希のもとへ飛んでいく。クリアボールを処理しようとするも、右足トラップを後ろに流してしまう。ミスをリカバーするためにすぐさま右方向にパスを出そうとしたが、猛アプローチしてきたG大阪の満田誠に引っかかった。
センターサークル付近で入れ替わりを許した満田がゴールに向かって独走する中、舘は懸命に追走。ペナルティーアーク付近で追いついたが、後ろから倒してしまった。満田の前には湘南のGKポープ・ウィリアムしかおらず、DOGSO(決定的な得点機会の阻止)に該当するとして即座にレッドカードを提示された。舘は頭を抱えながらうつむき、ショックを隠しきれない様子だった。
解説を務めた元日本代表・永井雄一郎氏は「奪われて慌てましたよね。まだ少し前進させてもという状況でもあったと思いますし、1点のリードはありますからね。(DOGSOの状況は)わかっていたと思いますけど、自分のミスで冷静さを欠いてしまいましたかね」とコメントした。
3バックの中央を務める選手の前半での退場を受けて、ファンはSNS上で「コレは痛い」「何してん」「試合ぶち壊してるぞ」「一人で戦ってるわけじゃないんだからさ〜、退場より同点のほうがましなのに」「前半で退場はやばいぞ」「あれは湘南キャプテンとしてダメでしょう」「いろいろ考えても絶対やっちゃいけない。ミスって持ち込まれたとしてもだよ。チーム状況、個人の状況、テンパったんだろうな…」「舘幸希がこんな試合にした元凶なのは間違いないけど、他にも色んな要素が絡まないとこういう結果にはならないだろうな。謎」「ミスって焦って後ろから倒してレッドカードもらったのね」と悲鳴の声を上げている。
後半の飲水タイム時には軒下でピッチを見つめる舘の姿が映し出され、実況・桑原学氏が「判断を誤ってしまったところはあるかもしれませんけど、チームのために何とかしたいという思いの表れでもありますからね」と述べると、永井氏も「自分で何とか取り返したい責任感や気持ちの表れだと思いますから」と呼応した。
なお、湘南は1人少ない状況で1点を追加したが、4失点を喫して4ー5で逆転負け。2連敗となり、リーグ戦12試合未勝利となっている。



