17歳のG大阪GK荒木琉偉がトップデビュー「やれないなとは思わなかったが…」S・ランス戦で2失点
◇親善試合 G大阪1―2スタッド・ランス(2025年8月2日 パナスタ)
G大阪は2日、パナソニックスタジアム吹田でスタッド・ランス(フランス2部)と親善試合を行い、1―2で逆転負けした。試合開始38秒でFWヒュメットが先制点を挙げたが、同16分に追いつかれ、後半18分に逆転弾を叩き込まれた。
その中で一際悔しい表情を浮かべたのが、トップチームデビューとなったGK荒木琉偉(17)だ。前半24分には至近距離からの決定機を冷静にセーブするなど落ち着いたパフォーマンスを披露し、チーム最長の70分間出場したが2失点。「もっと守備陣をコントロールしたり、協力して守る面を改善したい」と課題を口にした。
一方で「普通に楽しかった。“やれないな”とは思わなかった。プロでもやれるぞというのを伝えたかった」と強気な姿勢も崩さず。ダニエル・ポヤトス監督は「パフォーマンスを評価していましたし、彼はG大阪の未来を背負った選手だと思っている」と高評価。DF中谷進之介も「1失点目はもっとニアを防いでほしかった」と注文を付けたが「それも経験。ゲームを重ねれば良くなる。素晴らしいGKだなと思います」と期待を寄せた。
課題と成長の両面が見えたデビュー戦。荒木は「声は出しているつもりなんですけど、まだまだ足りない。課題は多いし、もっと成長して無失点を増やしたい。試合に関わってJリーグを目指したい」と力強く語った。飛び級でU―20日本代表の正守護神を務める大器は、この経験を糧により急成長していく。



